転職活動をスタートする際ですが、必ず転職したいと思った理由というものがあるはずです。
それを解決すべく様々な情報収集を行ったり、面接や見学に参加してみて、当初より思い描いていたイメージに近い職場は何処なんだろうという事で、より良い職場を探すための探求のための作業を進めていく事になるのだろうと思います。

しかし、中には転職活動を継続していかれる中で、当初より思い描いていた方向とは違った方向に進もうとしてしまう事もしばしばあるようでございます。
実際に情報収集などを行っていく流れの中で、より魅力的に感じてしまうような情報を収集した事で、その誘惑に負けてしまい、転職活動をスタートした時には思いもしていなかった方向に進んでしまった、というようなパターンです。

例えば、当初の最大の転職理由は業務がハードでオーバーヒート気味なため、もう少し余裕をもって勤務出来るような職場を探したいとの事で転職したいとお考えだったにも関わらず、情報収集していくうちにイメージしていたよりも高額な給与を提示して頂ける所が見つかり、ついそちらに引っ張られてしまうようなケースです。
確かに給与額は高いに越した事はありませんが、高いのには、それなりの理由が潜んでいる場合も多くなります。
つまり高いだけに求められるものが大きい場合もあり、本来はハードさを軽減したいと思っての転職だったにも関わらず、結果的には今までよりもハードな環境に足を踏み込んでしまった、、、というような事になります。

これでは本末転倒という事なってしまいます。
こういった事にならないようにして頂くためにも、転職活動の方向性がブレないようにして行くためにも、当初より思い描いていた転職理由を明確にして頂きつつ、常に意識しながら転職活動を進めて頂く事をお薦め致します。
転職活動を行っている間に迷いが生じてしまったり、悩みが生じてきた際には一度立ち止まって頂き、そもそも転職を考え始めた理由は何だったのか、思い起こして頂いた方が良いと思います。
気が付いた時には「後戻り出来ない」なんて事にならないように、どうかお気をつけ下さいませ。