給与交渉を行う際に重要になるポイントについて

転職活動を行う際に重要な要素の一つに給与額が挙げられます。
給与額に関しては当然、低いよりも高い方が良いですし仕事を末永く行っていく上でのモチベーションの維持にも欠かせないものの一つではないかと思います。
そのため転職活動を行う際には少しでも高い給与提示を受けられるようにという事で医療機関との間で交渉を行う事もしばしばあります。

給与交渉を行う際ですが、ただただ給与を上げて欲しいという事でお願いするだけではなく何らかの具体的な材料があった方が交渉がしやすくなるのは間違いないです。
では具体的な材料とは一体どのようなものがあるのか考えてみたいと思います。

そもそも給与額を決定する際には以下のような要素を用いて算出される場合が多くなっております。
①今までのご経歴(どのようなポジションでどのような職務を行ってきたのか)
②お持ちの資格について(指定医や専門医などの有無)
③ご年齢や医師免許を取得されてからの年次
④ヒューマンスキル(お人柄)による評価
⑤面接時の評価
⑥前職場の給与額、、、など
このような項目を参考に具体的な給与額が決定される事が多くなっております。

ここに意外に見落とされがちな事で非常に重要な点を一つ追加させて頂きますと、それは「業務量」という事になります。
ご入職された後にどれだけの業務量をこなして頂くのかが給与額を決定する際に大きく関わってくる事になります。
給与とは本来、仕事で果たした役割や成果などの労働の対価として支払われるものであると考えた場合、より多くの業務量をこなした人には多くの給与が支払われるのが妥当な考え方だと思います。
つまり新たな職場に入職された際には、どれだけの業務量をこなしていくのか、他の先生方と比較して多くの業務量を行うのか否か、こういった点について考える事が給与額を決定する際に大きな影響を与える事になるように思います。

新たな職場にご入職されるにあたりどれだけの業務量をこなす事が出来るのか、他の先生方と比較した際に、より多くの業務量をこなす事が可能なのか、こういった点を明確にしておく事は給与額の交渉を行う上で非常に重要になるのではないかと思います。より多くの給与が欲しいとお考えの場合には、それ相応の業務量を行う事を前提に給与交渉をする事をお勧め致します。今後、給与交渉を行う際には給与額と業務量の関係性について触れてみては如何でしょうか。