転職をお考えの先生方から転職先への希望条件を伺っておりますと、
非常に多くの様々なご条件を仰います。
勿論、ご希望条件が多ければ多い程、全てをクリアした医療機関が出てくる可能性は低くなります。
このあたりはご存知の先生は多いはずです。
そうなると次に、ある求人が出てきた際に
この求人は①③の条件を満たしているが、②④の条件は満たしていないという事があります。
求人が多くなればなるほど、今度は②③の条件は満たしているが、①④の条件は満たしていないという事が増えていきます。
そうこうしている間に求人の比較検討が困難になります。
イメージして下さい、仮にも上記のような求人が 20 も 30 もあったら優先順位など付けられません。
よく先生方が仰るのは、求人の優先順位の付け方として、クリアしている希望条件の数で選ぶというものです。
しかしながら、その考え方の場合、切り捨てた求人に未練が残る・後悔する事もあります。
例えば、希望条件が1つしかクリアしていないが、そのクリアしているたった1つの条件が希望条件をはるかに上回っているケースです。
希望が年収1400万円以上のところ、1800万円の求人が出てきたケースです。
よって、あまりオススメ出来る優先順位の付け方ではありません。
では、どうすればよいのか!?
それは求人に対し優先順位を付けるのではなく、そもそものご希望条件に対し優先順位を付ける事です。
更に言うと、そもそも何故転職をしようかと考えたかという事です。
■ 家族との時間をもっと作りたいから。
■ 子供の進学の事がある為、今よりも高い給与が必要だから。
■ 好きな症例、もしくは経験を積みたい症例が多いところで働きたいから。
■ 指定医取得をしたいから。
…etc
この「何故転職を考えているのか?」という原点に戻る事は非常に重要です。
原点に戻る事で、本当に必要な条件が分かります。そして希望条件に優先順位が付けやすくなります。
『 希望条件に優先順位が付けられない事 = 求人の順位も付けられない事 』
になります。
もし、多くの求人によって比較検討が難しい状況にある先生がおりましたら、
原点に戻り、ご自身のご希望条件にまず優先順位を付けてみる事をお勧め致します。