先生方に各医療機関の求人をご紹介させて頂く際に必ず確認している情報があります。
それは在籍されている常勤医の年齢構成についてでございます。
これは特に若手の先生方が気にされる場合が多くなりますが自分と同じくらいの年代の医師が他にも在籍していた方が安心されるなんて先生もいらっしゃいます。
こういった事もあり、ご紹介させて頂く際には必ず確認している事項という事になっております。
そんな中、以前ご案内させて頂きましたK先生(40代中盤)より年齢構成について詳しく調べて欲しいというご要望を受けた事がありました。
K先生いわく年齢構成が分かると「ある事」が見えてくるという事でした。
この「ある事」というのが一体何を指しているのかK先生にお尋ねしたところ、なるほど、と思える回答が返ってきました。
まずK先生が年齢構成を気にされていたポイントとして一番大きな点は、若手の先生から中堅の先生、更には既に定年を迎えた大ベテランの先生まで幅広い年齢層の先生方が満遍なくご勤務されているか否かを調べたいという事が主旨だったようです。
ではここから何が分かるのかと言いますと幅広い年齢層の先生方がご活躍されている医療機関であるという事は言い方を変えますと、それぞれのご年齢の先生方に見合った働き方が出来る医療機関であるという事が言えます。
つまり長い間、勤務する事を考えた場合、自分がその年齢に達した時に無理なく見合った働き方が出来る病院であるという事が言えるのではないかというご意見だったのです。
K先生は出来るだけ長く働けるような医療機関をお探しでした。
そうなれば若手の先生だけではなく定年を迎えたような大ベテランの先生でも無理なく勤務出来るような環境の病院でなければ長くは働けないという事をイメージされていたようでした。
そこで若手の先生から大ベテランの先生まで幅広い年齢で構成されている病院があれば探して欲しいという事が狙いだったようです。
このご意見をお伺いした際に改めて一つの情報の中には様々な情報が潜んでいるという事に気が付かされました。
単に表面的な部分だけではなく、その裏に潜んでいるような事も含め先生方に対して有益な情報提供が出来るように一層努めていきたいと考えております。