ここ最近ですが一つの医療機関に対して同時期に複数の医師から応募が来ているというような話を耳にする機会が多くなっております。
採用枠が複数あれば良いのですが流石に医師の採用に関しては1～2名の採用枠の場合が圧倒的で、多くてもせいぜい2～3名の採用枠となっております。
つまり同時に複数の医師からの応募が重なってしまうような場合には他の医師との競争に打ち勝たなければ採用に至らないという事になるのです。

ではこのような競争に打ち勝つために重要になるのは何かと言いますと実はそれほど難しい事をしなくても、ちょっとした工夫一つで大幅に優位に進める事が出来るようになるものです。
では過去に実際にあった事例がどのようなものかを記載させて頂きます。

その①「医療機関に応募する際に履歴書とは別に『志望動機』を添える」
そもそも、こういった書類を添えるだけで医療機関には本気で入職したいと考えている意思が伝わります。
それだけでもプラスになる訳ですが更に志望動機として病院のカラーや先生自身が得意としている事などを具体的に紐付けて頂き医療機関が目指している事と先生が考えている方向性が一致しているような内容にまとめる事が出来ればより良いと思います。

その②「面接の際に予め医療機関への質問を考えておきメモに書いておく」
面接の際に先生側から医療機関に対して質問をして頂くだけでも本気で医療機関に対して興味を抱いている印象や真剣に入職したいと考えているというような意図が伝わります。
これだけでも良い印象を与える事になるのですが事前に質問事項を考えておきメモ帳に記載しておくなどの準備をしておく事も医療機関側に対しては本気度が伝わり好印象に結びついていくのです。
面接の場では敢えて質問を書いておいたメモ帳を見ながら質問する事がポイントです。

その③「院長先生や理事長などの名前や病床数などを事前に記憶しておく」
事前にHPなどを見ておかねば分からないような情報を事前に予習しておき、それを面接の時のやり取りの際に医療機関側に伝える方法です。
これも②と同じように面接のために事前に予習しているということ自体が非常に好印象を与えます。

大凡ですが以上のような方法になります。
一見、些細な事のように思われますが実は相手に与える印象はとても大きなインパクトとなって相手方の印象に残ります。
こういった事が最終的な人選を行う際の決め手になる事も十分に考えられます。
しかも、それほどの労力をかけることなく出来る事ばかりです。
お目当ての医療機関に応募する際、面接に参加するような場合には他の候補者が存在すると思って対策を練る必要があります。
そのような時には是非、上記のような対応を行って頂き隙のない対策を練って頂く事をお勧め致します。