転職先の選定には大きく「条件マッチング」と「カラーマッチング」があるという話は前回させて頂きました。
※前回の記事 : 自分に合う転職先を選ぶ方法は2つ!
 
 
そこで本日はカラーマッチングにてついて、もう少し掘り下げたいと思います。
 
そもそもカラーマッチングとは、病院の運営方針/方向性、院長の人柄、どのような雰囲気のところなのか、どのような先生方が集まっているのか等の医療機関のカラーを下にご自身のカラーに合う転職先を選定する方法です。
実際には医療機関側に行ってみない事には判断出来ない事も含まれる為、先生方への提案には転職コンサルタントの経験や力量がものを言います。
上辺のだけの求人情報を沢山送るようなコンサルタントには出来ない方法です。
 
 
では実際にどのようなケースで転職先が決まったかを過去にあったケースで挙げさせて頂きます。
 
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< A先生の場合 >
A先生は条件マッチングとして週4日勤務・年収は1450万円以上をご希望されており、これまでその条件に合う病院を様々見てこられたようでした。
しかし、ココだと言えるような病院がなかなか見つからず、そんな時に初めて私共にご相談を頂いたのです。
私共が紹介をしたH病院は条件的には先生のご希望条件とは少し齟齬がありましたが、カラー的にはA先生に合う病院でした。
その後、H病院の見学/面接を行なったところA先生はH病院に対し非常に興味を持たれ、転職先として無事に決まりました。
ちなみに条件は週4.5日勤務で1400万円スタートという事で先生が最初にご希望されていた条件と違いはあるものの、内容的に非常に良い病院という事でご納得の転職となりました。
 
< B先生の場合 >
初めB先生は、転職に向けて何となくのご希望条件はお持ちでしたが、今回の転職において何を重要視して選定をすれば良いのか分からない状況でした。
そこで私共は、勤務条件が合致する慢性期のM病院と若い先生方が集まりつつあるこれから急性期に力を入れていくY病院の求人をご提案致しました。
実際に両院へ見学/面接に伺ったところ、先生はY病院に行った時にご自身が本当に求めていた環境が明確になったとの感想でした。
その後、条件は当初先生から伺っていたご希望とは違いましたが、無事にY病院への転職が決まりました。
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先生にとってカラーマッチングのメリットは、
● そもそも考えていた条件を変えてでも入職意欲が湧く。
● 環境や内面を重視した転職の為、事前の勤務イメージとの齟齬が少ない。
● 入職後に短期間での離職リスクが減る。
● 医療機関(組織)としての医療レベルの向上に繋がりやすい。
● 入職後に良い評価を得られやすい。
 
デメリットは、
× 希望していた勤務条件と掛け離れてしまう事がある。
× 先生の中で決まっている絶対的な勤務条件と、医療機関側の提示条件が合わない事がある。
 
というところです。
 
 
もしこれまで条件に合う医療機関が見つかっていない、もしくはインターネット等の求人で良いところが無いと感じている先生がおりましたら、ご参考にして頂ければ幸いです。
 
お問い合わせ、カラーマッチングのご相談はいつでもお気軽にどうぞ。