ここ最近ですが先生方からのご要望の中でとても多くなり始めていますのが「電子カルテを導入している病院を紹介して欲しい」というご依頼になります。
特に若手の先生方からは電子カルテの有無を必須条件としてお考えになられている事も多くなっております。
こういったご要望をお伺いさせて頂く事が多くなり私共の方でも情報を収集しているのですが現段階で精神科の病院の中で電子カルテを導入している病院というのは感覚値で言いますと恐らく全体の2割~3割程度、もしかするとそれよりも少ない位の状況になっております。
導入している病院といいますと基本的にはスーパー救急を行っているような病院がほとんどになっており慢性期の病院では軒並み紙カルテを利用しているような状況になっております。
実際には病院も電子カルテに切り替えたいと考えている所も少なくないのですが、なかなかそうもいかない理由も存在しているようです。
一番大きな理由としては、やはりコストの面という事になります。
それ以外の理由で言いますと、ご勤務されている先生方の中にはむしろ紙カルテをご希望されている先生方もいらっしゃるため先生方全員からの賛同を得る事が難しい場合もあるようです。
この差は先生方のご年齢によって大きく関わってきます。
ベテランの先生ほど紙カルテに慣れていらっしゃる場合が多く途中で電子カルテに切り替える事に抵抗を示される場合も多いようです。
逆に若手の先生方は研修医の段階から電子カルテを利用している場合も多く、その便利さに慣れていらっしゃるため電子カルテを希望されている場合が多くなります。
今後の方向性として急性期にシフトしていこうとお考えの病院も増えてきております。
その流れの中で電子カルテに切り替えをお考えの病院も増えているようです。
実際に検討中の医療機関の存在も多々確認しております。
今後は増々精神科病院においても電子カルテを導入されるところが更に増えてくるのではないかと推測致します。