現在の医師の転職市場の状況はと言いますと先生方もご理解されている事かと思いますが、引き続き医師側の売り手市場という状況が続いております。
売り手市場という事は引く手あまたの状況であり先生方にとりましては転職する際に大変有利な状況であるという事が言えます。
医師の採用で大変お困りになっている医療機関なども多数存在しており、そういった医療機関の場合には多少の無理をしてでも医師を確保しようと考えるような事もございます。
中にはこういった状況を逆手に取って、より良い条件で採用してもらえるように必要以上の内容で条件交渉を行うような場合もあるようです。
このような交渉を行う事で良い条件を引き出す事が出来れば一見、先生方にとってとても良いお話であるように思われるかと思います。
しかし実際には全てが良いと言い切れる訳ではございません。
初めの段階から医療機関に高い要求をするとなれば逆に医療機関からも、それに見合った活躍を期待されてしまうものです。
万が一、期待に応えられなかった場合は逆に一気に信用を失ってしまう事になってしまうのではないでしょうか。
信用を失ってしまうような関係性になってしまえば長期にわたり末永くご勤務して頂くのが難しい状況に陥ってしまうように思います。
つまり医療機関との関係性で大事な事は目先の関係性だけではなく将来にわたって長い間、良好な関係が築ける事が大事ではないかと考えております。
そこで私共の方では医療機関、先生方双方に過度な期待を持たれたり、無理な条件交渉などをする事で双方の信頼関係に傷がつかないように十分に配慮しています。
こうする事でお互いが持ちつ持たれつの関係になれるのではないでしょうか。
これが将来にわたって末永く良好な関係を維持する事に繋がると考えております。
一見忘れがちな事ではありますが、こういった配慮を欠くこと無く対応させて頂ければ結果的に先生方の転職成功にも繋がる物と考えております。