職員の対応から院内の雰囲気を探る

転職活動を行う際ですが必ず面接と抱き合わせで実施するのが「院内見学」という事になります。
院内見学を実施する理由としては院内全体の雰囲気を確認したり、在籍されている先生方や職員が実際に勤務している姿を拝見させて頂き、どのような動き方をしているのかを確認させて頂いたり、病院の設備等について確認させて頂く事になります。
そして面接と院内見学の評価を合わせて先生方にとって相応しい病院は何処なのか絞り込みを行っていく事になります。

しかし面接、見学と言いましても時間にすれば、せいぜい1時間~1時間半程度の場合が多く、その短時間の中で全てを見抜く事はとても難しい作業になると思います。
言い換えますと短時間の間に如何に質の高い良い情報収集が行えるのか、それが非常に大事な作業になると考えております。

では、どうすればより質の高い情報収集を行う事が出来るのか、その方法としてご提案させて頂きたいのが院内でご勤務されている職員の方々の対応をよく見るという方法でございます。
可能でしたら面接や見学に参加されている職員だけではなく、むしろ参加されておらず普段通りにお仕事を行っているような職員の方々の姿を確認するという事です。
そこに普段の院内の雰囲気を見出すことが出来ると考えております。

職員の方々が明るく前向きな雰囲気で仕事に取り組んでいるのか、患者や訪問客に対する態度はどのような感じなのか、職員同士でのコミュニケーションは円滑に行われているのか、職員の方々と廊下などですれ違う際に挨拶などは行われているのか、などについて、よく確認するという事です。
場合によっては電話でのやり取りの際の対応なども参考になる場合が多いように思います。
こういった所から院内の素の様子が伺える事が多いように思います。

今までの経験上、職員の対応が良い所は病院に限らず企業も含め良い職場である場合が多いように思います。
気が付かないうちに職員は職場の雰囲気を映し出す鏡になっている事が多いです。
こういったリアルな情報こそが最も役に立つ情報ではないかと考えております。
面接や見学に伺う機会がありましたら是非、参考にして頂ければ幸いです。