新たな転職先が決まり実際の勤務がスタートするとなれば、誰でも1日でも早く周りから認めてもらおうと必死に勤務を行うものではないかと思います。
その心構えはとても良い事だと思うのですが、あまりに行き過ぎてしまうと、それがご自身の首を絞めるような結果になってしまう事もあり得ますので十分に注意が必要です。
以前、ある病院にご入職して頂いた先生にご入職後2週間ほど経過した段階で、その後のご状況を確認してみようと思いコンタクトを取ってみました。
ご勤務状況について確認してみたところ「何とか頑張っています」というような微妙なニュアンスのお返事が返ってきたのです。
そこで詳しく状況についてお伺いしてみたところ、どうやらご入職した直後から勢い余って常にフルスロットルの状態で勤務をされていたようなのです。
そのため少々お疲れになっているようでした。
やはり1日でも早く周りから認めて頂けるように、という意識が働いていた事が影響していたようです。
この様な状況に陥ってしまいますと後が続かなくなってしまいます。
実際に長続きせずに退職に追い込まれてしまったような事例も見た事があります。
しかもフルスロットルの状態が通常の姿だと周りから認識されてしまいますと、その後に少しでも業務量を減らしたりすれば手を抜いているなんて見方をされてしまう可能性もあります。
この様な状況にならないようにするためにも、ご入職直後というのは出来ればはやる気持ちを抑えつつマイペースを維持するような対応をした方が結果的に良いように思います。
長くご勤務して頂ければ、その間にアピールすべき場面は多々出てくると思いますので、その時まではじっとタイミングを見計らってご勤務される事が賢明ではないかと思います。