とても細かい事になってしまうのですが、応募した病院に訪問し院内見学を実施する際ですが、どの時間帯に実施するのかによって内容が大きく変わる事があります。どういう事かと言いますと、訪問する時間帯によって見えるものと見えないものがあるという事になります。
先日、とある精神科病院に訪問させて頂いた際の話ですが、こちらの病院は病床数の約1/3の患者が毎月退院し入院してくるような動きのある急性期の病院になっております。
こちらの病院に18時頃に訪問したのですが、さすがにこの時間帯になりますと外来の患者は全く居らず待合室も静まりかえった状態になっておりました。
一見、慢性期の病院のような雰囲気さえ感じてしまうほどです。
そして数ヶ月後、改めて同じ病院を訪問させて頂いたのですが、その際の時間は午前11時頃という事で待合室には患者が溢れかえっているような状況になっておりました。
初めて訪問させて頂いた時とは明らかに院内の雰囲気が違っており、せわしいと言いますか、活気のある状態になっておりました。
病棟も同じで18時以降に訪問した際には職員の人数も少なく静かな雰囲気しか感じ取る事は出来ませんでしたが、11時に訪問した際には人の数も多く明らかに違った印象を持ちました。
既にお気付きかもしれませんが日中の時間帯の院内の雰囲気こそが普段の病院の状況という事になります。
つまり先生方が実際に勤務する日中帯の雰囲気を確認して頂く方が院内見学を実施するメリットがあると言えます。
日々お忙しくされている先生方が日中にお時間を作って頂く事はとても難しい事かと思いますが、出来る事でしたら日中に見学を実施して頂く方が本来の病院の姿を確認する事が出来ます。
こういったちょっとした事に対して気を向けるだけでも内容の濃い見学になるのです。
その積み重ねが転職を成功に導く事にも繋がってくると考えております。
見学や面接の日程調整を行う際には可能な範囲で日中に実施される事をお薦め致します。