ここ最近ですが、先日の記事にも記載させて頂きましたように非指定医の先生方からのお問い合わせや他科からの転科を希望される先生方からのお問い合わせがかなり増えてきております。
そしてお問い合わせを頂く際に併せてよくお伺いする事は「給与額は出来るだけ高いに越したことはない」というご要望についてです。

 

 

このご要望自体は仕事をする人であれば普通に考える事ですので決して悪い事ではないと思います。
しかし実際のところ指定医をお持ちの先生方の給与額に比べて非指定医や転科の場合には確実に給与が低く設定されており時には先生方がご希望されている条件の病院が見つからない、なんて事も有り得ます。

 

一つの参考例をご紹介させて頂きますと「医師5年目、非指定医、週5日勤務」の場合の給与額ですが北海道から九州まで全国の病院を幅広くリサーチした結果、相場としては、おおよそ1,000万円から
1,200万円前後の所が多くなっております。中には相場よりも高い病院もありますが正直なところ、金額だけで比較しようとしても、どこの病院も大差が無く差が付かない状態です。
これですと先生方としても、どこの病院を選んだら良いのか決定打が見いだせないのではないかと思います。

 

そこで一つご提案させて頂きたい事としましては非指定医の給与額だけではなく指定医を取得するとどれくらいの給与になるのかを併せて調べてみるという事です。
実は指定医の給与額の方が各病院間での差が大きくなる場合があります。
つまり指定医を取得した時の金額を確認して、それを含めて病院選びを行ってみると良いのではないか、と考えております。

 

結局、給与額というのは生涯でどれだけ稼いだのか、ここが大事ではないかと思います。
目先の給与だけではなく将来的にどれだけ貰えるのかを確認しておくことが非常に大事です。
非指定医の先生方、転科をご希望の先生方、給与額に関しては指定医を取得した後の方が重要になります。
指定医を取得するとどうなるのか、そこまで確認しつつ、トータル的に高い病院は何処なのか、そこを見極める事が大事ではないかと思います。