2019年7月より指定医を取得する際の基準が変更された事に関しましては既に先生方もご存知の事ではないかと思います。
具体的にはケースレポートの提出に係る症例の分野や数等の見直し、ケースレポートの様式の見直し、口頭試問の導入、指導医の要件の見直し、というような点において変更されています。
私共としましても今後、指定医の取得を希望されている先生方のご案内をさせて頂く際には、上記のような事を頭に入れつつご案内させて頂くように努めております。

 

そんな中、指定医の取得を希望されている先生方に対し私共の方から求人のご案内をさせて頂くため、全国各地の医療機関にコンタクトを取らせて頂き指定医の取得が可能かどうか等についての確認作業を
行う事がございます。
その時に気が付く事は各医療機関の担当者の中には今回、既に基準が変わった事について未だに内容を理解していない人が存在しているという事です。
例えば集まる症例について聞いてみると、「うちの病院は小児や青年期の患者が集まりにくいですが何とか過去には集めた実績があるので問題なく取れます。」というような回答をしてくる病院もあるのです。
つまり今回の改定で小児や青年期の患者が必須でなくなった事を知らないという事なんです。
また指導医の定義に関しても理解していない場合も多いようです。

 

 

この様な状況が見えてきますと私共としては、そのような病院に対してこれから指定医を取得したいとお考えの先生をご紹介させて頂く事に非常に大きな不安を感じます。
ご紹介させて頂くとなれば最低限、上記のような事については理解している病院をお薦めしたいと考えてしまいます。

 

大変細かい事かもしれませんが私共としてはこのような点にまで配慮し先生方に対して最善のご提案が出来るように努めております。
こういった細かい配慮の積み重ねこそが結果的に先生方の転職を成功に導くのだと考えます。
今後も先生方に対しましては、より適切な情報をご提供出来るように尽力させて頂きたいと考えております。