本日は表題の件をお伝えしたいと思います。

さて「精神科は指定医を取得してからがスタート」「指定医は転職の際にも有利」…etc
という事を聞いた事はありませんか?

 

精神科医師の募集を行なっている多くの医療機関は、「応募の医師は指定医を持っているに越した事はない!」というお考えがあります。
それは御周知の通り、入院・病棟管理・経験値の面で指定医には病院側にとってメリットがあるからです。
医師の募集をしている=即戦力を求めているという構図が一般的にはあります。

 

しかし一概にそうではないケースもあります。
本日の本題ですが、指定医をまだお持ちではない医師(非指定医)の採用を指定医よりも優先している病院もあるのです。

 

 

 

では病院側にとって指定医を採用する以上のメリットはどのようなものがあるのか?
どのような理由と言いますと

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①病院として指定医は足りている状況で、これから多くの症例患者様に入院をして頂きたいという病院方針があり、指定医を取ろうとする先生がいれば病院全体として幅広い症例患者様を受け入れようとする気運が高まる為。

 

②非指定医の先生を採用する事で医局内に活気が生まれ、在籍している指定医の先生方へ刺激を促したい時。

 

③指定医をお持ちでないという事は年齢の若い先生である可能性が高い為、院内の医師構成から若い層の医師がもっと居ても良いと考えている時。

 

④認定施設 等の兼ね合いで若い医師を指導したいという病院方針があり、指定医を既にお持ちの先生よりは指定医を目指している先生を優先して採用したいと考えている為。

 

⑤少なくとも指定医取得までは在籍してもらえる可能性が高い為、勤続年数アップにより急な医師不足に陥るリスクを回避したい為。
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このような病院側の考えは、病院が違えばトップの人も変わります。そして医師の体制も変わります。
当然そうなると求める医師像も変わります。

 

一概に転職は指定医が有利という事を決めてしまうのではなく、指定医をお持ちでなくても、状況次第で前向きな考えを持っても良いと思います。
例えば、なかなか来ない症例を待っている症例待ちの先生、これから精神科を選ぼうとしている先生、もしくは転科をお考えの先生、お気軽にご相談下さい。