過度な条件交渉は業務量アップに繋がります。

 

転職する際ですが誰でもより良い条件の勤務先に入職したいと考えるはずです。
それを裏付けるように実際に私共の方でご案内させて頂く案件を見ていましても、最終的に給与の額が決め手になるような事も、しばしばございます。
それもあって職場側と給与額についての交渉を行うような場面も多くなります。

 

 

そもそも給与額というのは何を基準に決められているのかと言いますと、一つはご経験レベルという事になります。
医師免許を取得されてから何年目なのか、精神科医としてのご経験がどれだけおありになるのか、という事です。
これは多くの場合、予め各職場ごとに給与形態が定められている場合が多く、それに従って判断されるような事が多くなります。

 

二つ目は資格の有無という事になります。
精神科の場合には、まずは指定医の有無という事になります。
お持ちの先生とお持ちでない先生とでは給与額に差が設けられる事が多くなります。

 

三つめは業務量という事になります。
当然のごとく週4日勤務の先生よりも週4.5日、5日勤務される先生の方が金額が高くなります。
また外来のコマ数や病棟で対応して頂く患者の数によっても変動する事がございます。
当然、多くの業務量をこなしている先生の方が金額が高くなる事になります。

 

最後に面接時の評価という事になります。
これは面接を受けて頂いた時の評価が高ければ、それに合わせて通常よりも高めの金額でご提示して頂く事もあります。
場合によっては、その逆も有り得ます。

 

このようなルールを破ってまで高い金額を求めようとすれば、逆にそれに見合った物を求められる事になります。
つまり業務量アップです。
誰でも「楽して稼ぎたい」というご要望をお持ちになるかと思いますが、実際にそのような事が可能な職場は皆無に等しいという事になります。
このような背景を十分にご理解して頂いた上で適度な範囲での条件交渉を行う事が結果的に働きやすい環境を作り出す事につながるのです。

 

過度な条件交渉や無理なお願いは出来るだけ避けて頂き、業務量と条件のバランスが取れている範囲での交渉をお薦め致します。