求人の募集背景について考える

 

医師の募集をしている医療機関には大きく分けて2つの募集背景があります。

 

1.欠員募集
2.増員募集

 

字の通りですが、
1.はお辞めになってしまった先生がいる為、もしくはこれからお辞めになってしまう先生がいる為、足りなくなったところを補う意味での募集です。
2.は在籍している先生方の負担を減らす為、もしくはこれから病床数増加や急性期病棟立ち上げ等の為、追加で医師が必要になったという事での募集です。

 

同じ医師の募集でも意味合いが異なりますし、
先生方の普段の勤務についても影響を及ぼす内容です。
1.については欠員募集ですので、辞められた先生の業務量がそのまま勤務イメージになります。
2.については未知数のところがあります。単なる増員という事であれば、今いる先生方の業務量が軽減される事になりますし、増床となりますとこれまでの業務量は(人は増える為)さほど変わらないか、忙しくなる可能性もあります。

 

 

 

ではどちらの募集背景の求人が良いのか?という事を考えると思います。

しかしながらこれはどちらが良いという事は言えません。

 

というのも、
先生によって枠が決まっていないと不安な先生もいらっしゃるでしょうし、
先生方の負担を減らそうと考えている病院との相性が良い先生もいらっしゃるかもしれません。
また革新的な病院の雰囲気の方が馴染みやすい先生もいらっしゃると思います。

 

医師の募集の背景には、様々な背景と病院の目指す方向性が見え隠れします。
単に求人がある、条件はコレだ!で済む話でも決められるような話でもありません。

 

その病院がどのような病院で今後どのような方向性に進もうと考えているのか。
そして今回の募集はそれに向けての募集なのか、それとも補助的な募集なのか。
しっかりと理解をされてから転職をお決めになる事をお勧め致します。