NHK NEWS WEBに、診療科目による医師の過不足についての記事が出ています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190219/k10011819441000.html?utm_int=news_contents_news-main_007

 

 

この厚労省のデータによると内科、外科、小児科、産婦人科は将来的に医師が不足する、また逆に精神科、皮膚科、耳鼻咽喉科は医師が余るとの事です。

 

あくまで将来の予測の為、どうなるのかは不明な事もありますが、
仮にそうなった場合、医師が不足している科については大学医局の力は弱くなる分、縛りは強くなるでしょうから医局を辞められないという事が今以上に多くなると考えられます。
また医師が余っている科については、逆に大学医局の力が増し、医師の地域の偏在を防ぐべく地方病院への派遣となる可能性も高くなります。

 

民間病院に至っては、不足している科についてはどこの病院も募集している状況で、条件面で優遇はされるかもしれませんが先生方の勤務負担増の可能性があります。
余っている科については、転職の際に売り手市場から買い手市場になるケースが多くなると思います。つまり、医療機関側が先生方をしっかりと選別するようになるという事です。

 

医師不足の大きな要因の一つとしては、これまで地域による偏在という事がありました。
当然、これまでも科目による偏在というデータはありましたが、この科目による偏在が将来的に益々大きくなるかもしれません。

 

上記記事については、実際に医療現場で働いていらっしゃる先生方にしてみれば当たり前の事かもしれません。
ただ改めて可能性の一つとして頭の片隅に入れておいても良い情報だとは思います。