医師の先生方が転職をお考えになる際には、ある目的やご希望があるかと思います。
「経験を積みたい（指定医を取得したい、サブスペシャリティを付けたい）」
「給与をアップさせたい」
「QOLを高めたい」…etc

 

その中でも近年女性医師の増加と共に増えております「QOLを高めたい」というご希望について本日はスポットを当てたいと思います。

 

そもそもQOLを高めたいというのは主に、
仕事外の時間を充実させたい、仕事を続けながらプライベートの時間が必要 等というお考えからのご要望ですが、その中でも代表的なものは「週4日勤務・当直無し」という勤務形態です。
実際にQOL重視の転職で「週4日勤務・当直無し」を望まれる先生方はいらっしゃいます。

 

 

 

では受け入れ側の医療機関としては、どのような先生であれば上記のような勤務条件を受け入れやすいかと言いますと、
当然何かしらの理由が必要です。

 

例えば、
「週4日勤務で当直無しの方がラクそうだから」
「週4日勤務・当直無しで給与条件が高いなら言う事ないから」
「趣味で行なっている〇〇をする為に時間が欲しいから」

 

という様な明らかに先生の自己都合によるものである場合は、正直交渉が難航します。
（常勤医師は全員当直をしていない病院、当直は全て大学からの医師や非常勤医師で対応している病院であれば話は別ですが）受け入れてくれるような病院は少ないと言わざるを得ません。

 

しかしながら、
「小さい子供がいて家庭の事情からどうしても働きながら子育てをしなければならない状況。」
「介護をしなければならない家族がいて、自分（先生ご自身）以外みれる親族が他にいない。」
「自分の年齢が定年近くなってきた事により、さすがにもう当直は避けたい。負担が大きすぎる。」

 

というようなやむを得ない状況であれば話は別です。
必ずしも条件を呑んでくれるとは限りませんが、採用を考えている病院は先生のご希望を考慮してくれる可能性は高まります。
ただそもそもこのあたりが理由の先生方は、QOL等とは言ってられないような状況下ではあります。

 

 

QOLを高めたいと言っても医療現場の状況としては、なかなか先生個人の時間を増やすという事は難しいケースが多々見られます。
仮に上手く希望が通ったとしても、他の先生方からの目や評判により、肩身の狭い思いをされては働く環境として良いとは言えません。

 

QOL向上をお考えの先生が、普段のご勤務の中で空いた時間を見つけてご自身で医療機関を探し、確認や交渉等を行なう事は非常に困難と言えます。
このような時こそ私共【精神科医の転職相談室】にご相談を頂きたいと考えております。