精神保健指定医を目指す先生方から「このままでは指定医の取得の見込みが立たない。」というご相談は精神科転職専門の弊社ならではかもしれません。
お話をさらに伺うと「症例が来ない。集まらない。」というレポート申請以前に問題がある事がほとんどです。
そこで本日は、改めて指定医を取得出来る病院の体制についてお伝えをさせて頂きたいと思います。
まず(ご周知の通りかとは思いますが)、精神保健指定医を取得するのには必要な8症例を集め、レポート申請を行う必要があります。
言い換えれば、8つの対象疾患の患者様を担当した証明レポートです。
よって、病院自体が対象の症例(疾患)の患者様の入院があるかどうかは一番重要な部分です。
※認定施設の病院と言えど、現状について十分に確認・リサーチをする必要があります。
仮にも対象の症例がある場合、
次に確認する事は、元々集まりにくい児童思春期や器質、措置入院等の症例が何件程来るのか、また現在指定医を目指す先生方が何名いるのかです。
元々集まりにくい症例が少なく、指定医を目指している先生方(症例待ちの先生方)が複数名いらっしゃる場合はご自身に回ってくる可能性は低くなります。
そして、全ての症例が取れる環境であっても重要なポイントはまだあります。
それが【 主治医制 or 病棟医制 】かどうかです。これが 見落としがちな落とし穴 ともいえるポイントです。
これは病院個々で違いますが、万が一病棟医制の場合、症例が偏ってしまい全く対象の症例を集められなくなる可能性が非常に高いです。
慢性期病棟の担当となってしまい、急性期の患者様を診る事が出来なければ、指定医の取得は遠退いてしまいます。
※案外、この点を見過ごしている紹介会社は多いです。
勿論、その後の「レポート添削をして頂ける環境なのか」や「指定医の合格率が高いのか」も重要なのですが、その前に「主治医制 or 病棟医制なのか」はしっかり確認する必要があります。
個々の病院の詳細につきましては、ご相談時にお伝えをさせて下さい。