非常勤の掛け持ちをされている先生方の中には、今後常勤への転向をお考えの先生方も多くいらっしゃいます。
実際ご相談を頂いた際にも「常勤になるメリットとしてはどのような事がありますか?」というご質問なさる先生もおります。
常勤になるメリットとしては以下の事が挙げられます。
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■ 社会的信用性
>所謂、正職員という事になります。特に転職時には非常勤の掛け持ちで働いている期間が長い程「何故!?」という目で採用側の病院から見られる事がほとんどで、ご転職時には不利になる事があります。
逆に常勤でのご経歴が長い程、ご経歴が綺麗でご経験もしっかり積まれているのだという印象になり、心象としても相手側に良い印象を与える事が出来ます。
■ 社会保険加入
>常勤先を持つ事で必然的に加入する事になりますので、先生ご自身でお支払やお手続きをする必要がなくなります。
■ 給与の安定
>非常勤の先生は、常勤の先生の入職状況や病院の方針によって契約を切られてしまう可能性も高いです。過去にそのような事がなくても状況は変わる可能性があります。
特に非常勤の先生方を多く抱えている医療機関は注意が必要です。
■ 時短時間や休み取得の際の調整がしてもらいやすくなる
>常勤で働くからこそ、有給休暇の取得がしやすくなったり、またお子様の事を考えてもらえて時短勤務の相談が出来たりもします。
普段のご勤務の中で柔軟に働けるような相談が出来たりするのは常勤で働く特権です。
■ 福利厚生
>医療機関の内容にもよりますが、借上げ社宅契約をしてもらえたり、家賃の補助があったり、学会出席への手当があったりと常勤だからこそ得られる待遇があります。
■ 専門医の更新がスムーズ
>学会の専門医更新は、今後常勤医師としてご勤務している先生方に絞られるような動きも出てきています。(まだ確定ではありません。)
今後も専門医や指導医の更新をお考えの先生は、何処かの医療機関の常勤である事に越した事はありません。
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勿論、訳あって非常勤の掛け持ちをされている先生方もいらっしゃると思います。
ただ本当に先生にとってどちらの方が現状に対して良いのかの判断は難しいかもしれません。
その際はお気軽にご相談下さい。
本日お伝えしました事は参考までとしていただければ幸いです。