メンタルクリニック 開業 ――院長の想いと相談事例の紹介

 

開業を考えている精神科医の先生方の想いは一人ひとり違います。
本日は、過去に開業に至った先生方の想いにスポットを当てて、ご紹介をしたいと思います。

ーーやりたい診療を自分の環境でーー
A先生は、病院勤務時代に自分の考えや希望を病院側へ伝えてもなかなか環境を変えられなかった経験があり、「自身のメンタルに良い環境」を実現したいと考えるようになりました。
また勤務医では病院の建物や環境に手を加える権限がなく、患者さんのために実行できることに限界を感じたことが開業のきっかけでした。
開業の際には単に広さだけではなく、A先生が専門とする患者さんの多いと思われるエリアや立地、院内の内装にもこだわりました。
患者さんの気持ちに寄り添った環境づくりがA先生の強い思いであり、他の先生方からのご相談でも「駅前か郊外か?」「このエリアの患者さん層は?」といったご質問が多く寄せられます。

ーー地元への思いーー
B先生は大学で学んだ後、「いつか地元で開業をしたい」という思いをずっと抱えたまま勤務を続け、指定医として経験を積んだ後、地元に戻り開業をしました。
診療では一人ひとりの患者さんと対話を重視し、じっくり患者さんに向き合う事を心掛けています。
院内空間においても地元の患者さんが「落ち着ける温かい雰囲気」を目指して設計し、ラグジュアリーよりも温かみのある雰囲気にするべく、木製家具などにもこだわり、患者さんがリラックスして話せる空間づくりを演出しました。
こうしたクリニックの雰囲気作りへの思いは、「どこまで院内の雰囲気にこだわるべきか?」「予算内でどこまで実現可能か?」といった開業相談に繋がっています。

ーー通いやすさと安心感をどう両立させるかーー
C先生は、物件選びの際に患者さんが精神科に通いやすい環境であることを最も重視しました。
近年、精神科・心療内科のクリニックは数が増加しています。(メンタルクリニックへの通院という社会的ハードルが下がっている。)
明日枚のエリアや駅前にも複数のメンタルクリニックがあるというのは珍しくありません。
よって、駅からのアクセスも良い立地を選び、患者さんが通院しやすいように配慮した結果、開業後は初診の患者さんの数も安定しているようです。
実際にこのような「立地と家賃とのバランス」に関するご相談は多く、建物に薬局が併設されているかどうかも利便性を左右するポイントとなります。

ーー開業準備の中のスタッフ採用ーー
開業には物件選びだけでなく、人材確保も必須です。
クリニックのコンセプトや院長先生の想いや考えに並走してもらえるスタッフの採用が重要です。
採用計画を立て、研修期間を設け、開業となります。
院長先生の想いはお一人で抱えるのではなく、「どのようなクリニックにしていきたいのか」「どのような事を大切にしているのか」等を是非スタッフの方にも共有する事も重要です。

クリニックの開業は先生のこれまでのご経験やお考え、ご希望の結晶です。
様々な想いがあるかと思いますが、是非それを叶えていただきたいと強く思っています。

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私共リノゲートは精神科専門の開業支援をさせていただいております。
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