医療機関との面接に参加して頂く際ですが、まずは医療機関側の面接官(理事長、院長、事務長などが多くなります)より、面接に参加されている先生方に対し様々な質問を投げかけられる事になります。
そして、これら一通りの質問に対しての回答が終わりますと、次に先生方の方から医療機関に対して質問を投げかけて頂くことになります。
ここで是非、医療機関に対して投げかけて頂きたい質問として「今後の方向性(どんな医療を行っていくのか、医療機関として何を目指して活動していくのか)」などについてご質問して頂けると良いのではないかと考えております。
これから腰を据えて末永くご勤務して頂く職場を選んで頂く事を考えますと、現状だけではなく将来的な部分に関しましても、しっかりと確認して頂く事が非常に重要であるという事になります。

先生方もご存知の通り、現在の日本では様々な変化が起こっております。
高齢化社会の問題であったり、人口減少の問題など、医療機関にとりましても直接的に影響を受けるような事象が起こってきております。
実際に精神科の医療機関におきましても、これらの問題が大きく影響してしまい余儀なく病床を削減せざるを得ない医療機関であったり、患者数の減少によって経営がひっ迫している医療機関のお話を耳にするような機会も増えてきております。
つまり、これから新たな職場を探し出す際には、現在の状況だけを見て判断するのではなく、これから先、生き残っていくための手段としてどのような事を考えているのか、そして実行に移していくのか、こういった事をどこまで具体的に考えているのか、この点は非常に重要な要素の一つになるのではないかと考えております。
医療機関の将来性について確認して頂く際には、その医療機関の理事長や院長など、経営のトップに立つ方々より直接お話をお伺いさせて頂く事が、最も良い手段ではないかと考えております。
そこで、医療機関との面接にご参加頂く際には、是非、各医療機関の将来の展望についてご確認して頂く事をお勧め致します。
これから実際に面接にご参加予定の先生方、ご参考にして頂けますと幸いです。