弊社ですが、長い間、精神科専門という看板を掲げつつ全国各地の多くの精神科の医療機関とやり取りをさせて頂いてきましたが、その間に医療機関における精神科医の採用に関する状況も大きく様変わりをしてきたように感じております。
なんと言いましても、最も大きな変化が生じてきているのが医師を採用する際の熱量という事になるのですが、以前は医師が足りておらず困っている医療機関が圧倒的に多かった事もあり、いわゆる医師側の「売り手市場」という状況でしたが、ここ最近に関しましては充足している医療機関の割合も高くなりつつあり、そこまで医師の採用で困っていないところも多くなってきております。
実際に、直接各医療機関にコンタクトを取り精神科医の募集状況を確認してみますと、以前は年中医師の採用を行っていたような医療機関においても現在は充足しており、募集を行っていないところも非常に多くなってきています。
特に1都3県や名古屋、大阪、福岡などの大都市圏においては、その傾向が顕著になっているように感じられ、いわゆる「買い手市場」にシフトしている事が分かります。
このように、以前に比べて転職活動のハードルが高まってきている事は間違いありません。

もう一点、転職活動を難しくしている要素として競争倍率の高まりが挙げられます。
医師の募集を行っている精神科の医療機関に対し応募する際ですが、タイミングによっては同じ医療機関に対して複数の精神科医が同時に応募しているような場合も多く見受けらえるようになりました。
上記でも述べましたように1都3県や名古屋、大阪、福岡などの大都市圏では、やはりこういった傾向が顕著になっておりますが、それ以外の地域におきましても同じような状況になりつつある事を考えますと、転職活動を行う際には今まで以上にしっかりとした情報収集や対策を練る必要が高まっているように感じます。
このような状況下での転職活動に関してですが、より慎重に転職活動を行うべきではないかと思います。
「募集しているところであれば何処でも構わない、、、」など、安易な転職してしまう事で、大きな痛手を被ってしまう可能性が高まるためです。
こういった状況も踏まえ、弊社ではご相談を頂きました先生方に対し、時にはNO(転職をしない方が良い)とご提案させて頂く事もございます。
まずは先生方側に立ち、先生方の目線で冷静な判断をする事が我々の役目であると考えております。
それが可能なのも、今までに多数の精神科の医療機関とやり取りし、実際に見聞きしてきた経験や情報があるからこそ、成し得る業ではないかと考えております。
転職活動の件で不安を感じていらっしゃる先生方、まずはお気軽にご相談下さいませ。