2026年4月からの転職に向けて今からの活動の流れについて

8月~9月頃というのは精神科の先生方が翌年の4月の転職に向けて活動が盛んになる時期という事になり、毎年多くの先生方より弊社宛にご相談を頂いております。
翌年の4月からの転職という事になりますと、現在は逆算して8カ月前というタイミングになるのですが、先生方も既にご存知かと思いますが、医師の転職活動に関しましては他の職種と比べて活動をスタートするタイミングが早い場合が多く、多くの場合、半年以上前の今頃の時期から活動をスタートされる場合が多くなっております。
その一番の理由が現在の職場を退職するための準備のためという事になります。
職場によって退職に関する規定が定められている事になりますが、その既定の中に退職を希望する際には遅くともいつまでに申請すべきなのか、その時期について書かれています。
例えば4月~の転職をお考えの場合に、職場の退職に関する規定が「6カ月前までにし出する事」という内容になっていたとしますと、遅くとも9月の末日までには退職申請をすべきという事になりますので、この時期を間違わないように進めていく必要がございます。
特に大学医局を退局される際には、より長い時間を要する場合もございますので注意が必要です。

もう一つ考えるべき点としてはライバルとなる他の医師の存在という事になります。
特にここ数年の動きとしまして、精神科医が転職活動を開始する時期が以前に比べて早まりつつある傾向にあります。
これは出来るだけ良い職場を探すために、少しでも早い時期から情報収集を開始して、他の先生方に遅れをとらないようにするためという意図があるように思われます。
早い先生ですと、年明け早々の1月~2月頃には転職活動を開始されて、翌年の4月から1年以上前の段階で次の職場が決定している場合も少なくありません。

最後にもう一点、求人の件数という事になります。
特に1都3県や愛知、大阪、福岡などの大都市周辺ではそもそも求人を行っている医療機関の件数が少ない場合もあります。
それに対して上記でも記載させて頂きましたように、早い時期から転職活動を開始している先生が多くなりますと、早い者勝ちという事で時間が経過すればするほど、更に求人の件数が少なくなってしまう恐れがございます。
こういった背景を考慮しますと、転職活動を開始するタイミングは早いに越したことはないのではと考えております。
転職される事を煽ったり急かしたりするつもりは一切ございませんが、悔いの残らない転職活動を行って頂く意味でも、活動を開始する時期についてご確認頂けますと幸いです。
ご不明な点などございました際には、お気軽に弊社までご相談下さいませ。
先生方のご状況に見合った適切な時期についてご案内させて頂きます。