
弊社の方で、先生方の転職活動を支援させて頂く際に最も力を注いでいる事は何かといいますと、それは「先生方のご要望と医療機関側のご要望を正確に察知して、それらを上手くマッチさせる」という事です。
そこで弊社では、先生方がどのような医療機関をお探しになられているのかを確認させて頂く事はもちろんですが、医療機関側がどのような医師を採用したいと考えているのか、その確認作業にも力を注いでおります。
転職をご検討されている先生方にとりまして、医療機関がどのような医師を求めているのかは非常に重要な要素になるのではないかと考えております。
そこで今回ですが、実際に医療機関側がどのような医師を求めているのか、その内容についてご説明させて頂きます。
まず大前提としまして、指定医や専門医などの資格の有無が挙げられます。
更には、医師になられてからのご経験の中身、指定医としてのご経験の中身など、いわゆるスキル面についてという事になります。
また「認知症の専門医をお持ちの先生がいらっしゃれば非常に有難い」「これから訪問診療に力を入れていきたいので訪問診療のご経験がある先生もしくは興味をお持ちの先生がいらっしゃったら歓迎します」「児童思春期を診る事が出来る先生を探している」という事で具体的なスキルやご経験を求められる場合も多くなってきております。
一方、ここ最近ですが、上記のような内容に加えてよく耳にする要素としましては、「調和を重視して頂ける先生」や「コミュニケーション力の高い先生」など、ヒューマンスキルの部分に言及されるような事も少なくありません。
これらに関しましては、病院はもちろんですが、むしろクリニックや訪問診療、オンライン診療を行っている医療機関など、病院以外の医療機関から強いご要望としてお伺いさせて頂く事が多くなっております。
そのため、面接に参加させて頂く際には、特にこういった部分に関してより確認される事が多くなっている印象です。
なぜ、こういったご要望が多くなってきたのかと言いますと、それは医療機関だけではなく患者からのニーズの高まりという事が多分に含まれていると考えます。
つまり「医療機関が求めていること=患者が求めていること」という捉え方をして頂く事が非常に重要ではないかと思います。
こういった事を意識して頂く事は、これからの精神科で必要とされる医師像を意識して頂くという事に繋がるのではないかと考えております。
転職活動にて良い結果を出して頂く事はもちろんですが、今後も必要とされる存在であり続けるための要素として、ご参考にして頂けますと幸いです。