職員に対する病院側の姿勢について

先日、私共の方で対応させて頂きましたO先生より以下のようなお話を聞かせて頂いたことがありました。
「現在、私が勤務している病院は医局の雰囲気も良く、働き甲斐があるところなのですが、一部コンプライアンスの面で疑問を感じることがあり、このままこの病院で勤務していても良いのか、この病院を信用しても良いのかどうか悩んでいる。」という事でした。
そこで、より具体的に内容を確認させて頂きましたところ、有給休暇に関する件でお悩みになられている事が分かりました。
有給休暇は法律上では、入職して半年経過したときに10日付与され、その後1年ごとに11日、12日、14日、16日、18日、20日という事で日数が増えていくことなっているのですが、O先生が勤務している病院ではご入職後半年経過した時点で10日付与された以降は、何年勤務しても付与される日数が増えないという院内ルールになっているようなのです。
※上記で記載しました付与日数は週5日勤務された際の内容になっています。
明らかにコンプライアンス的に問題のある内容になっているとの事でした。

この件では、コンプライアンスの観点から問題がある事は明らかなのですが、ここで気になった点がもう1つあり、それは職員に対する配慮(優しさ)のようなものが欠如している法人なのではないかという見方です。
つまり、職員を大事にする、職員を労わるという考えを持っている法人であれば、日々病院のために働いて頂いている職員に対し、少しでも多くの休日・休暇を与えたい、出来るだけ休みがとりやすい環境を整備したいと思う気持ちがあっても良いのではないかと思う点です。
そこが欠如している法人というのは、果たして職場として良いところなのか、、、という事を考えてしまいます。

実は表に出て来ないだけで、現在の勤務先にて上記のような事が黙視されているようなところも少なからずあるのではないかと考えております。
万が一、このような事があった場合ですが、改めて現在の勤務先について見直してみても良いのではないかと思います。
現在の職場についてのご相談、お悩みなどございました際には、是非弊社までご相談下さいませ。