病院とのご縁の重要性について

精神科の先生方が転職活動を行われる際ですが、地域や条件等によっても状況は変わりますが、数ある医療機関の中から一つの医療機関に絞り込むことは非常に難しい作業になります。
稀に、たまたま決まったというようなラッキーパンチのような事もありますが、ほとんどの場合、様々な段取りを経ながら、色々な要素が絡み合いながら、苦労してようやく入職まで辿り着く事が多いと感じております。
決定するに至るまでには、応募する際の書類作成や面接での対応・交渉力など、様々な要素が上手く絡み合って決定に至る事になりますが、その要素にもう一つプラスしたい要素としまして「ご縁」があるのではないかと考えております。

私共の方で医療機関の情報収集を行い、先生方にご提案させて頂く際ですが、数多くの医療機関に対してコンタクトを取り、実際に医師の募集を行っており且つ先生方のご要望に見合った医療機関のみをピックアップしてご案内させて頂いております。
この作業を行いますと、候補となる医療機関の件数はかなり絞られる事になります。
この時点で、先生方のお手元に届いた医療機関というのは、既に「ご縁」があった医療機関という事が言えるのではないかと考えております。

また、実際の事例として以下のような事がありました。
当時ご案内させて頂いておりましたY先生ですが、弊社からのご案内でT病院の面接に参加して頂きました。
医療機関からは無事に合格のお返事を頂いたのですが、検討させて頂いた結果、Y先生の方から辞退された経緯がありました。
そこから2年ほどが経過し、改めてY先生からご連絡があり「もし可能であればT病院へ再度応募したいと考えているが可能でしょうか?」というご相談を受けました。
そこで、改めてT病院に状況を確認させて頂いたのですが、その時は既に充足しており、再度応募する事は出来ないという結果になってしまい、Y先生のお望みは絶たれてしまう結果となりました。
これもある意味「ご縁」が招いた事象ではないかと思いました。

転職活動を行う際ですが、出来るだけ良い職場を見つけ出したいとの想いから、色々とお悩みになられる事も多いかと思いますが、紹介を受けるに至った医療機関、面接に参加する事になった医療機関、オファーを頂いた医療機関など、これも「ご縁」があった医療医機という事が言えるのではないかと思います。
今後、転職活動を行われるご予定の先生方、今までよりも少し「ご縁」を重視してみてはいかがでしょうか。