今時期は秋から来年4月に転職を希望する先生方が転職活動を行なっています。
実際に医療機関の採用面接では、初めに先方の院長や診療部長の先生、事務長などから名刺を頂く事がよくあるかと思います。
実は案外この名刺を貰った後のマナーについては、ご存知ではない先生もいらっしゃる為、本日はこの名刺のマナーについてお伝えします。
面接は院長先生を初めとする先生方や事務の方といった様々な方も参加するわけですから、作法を分かっているに越した事はありません。
※ご存知の先生はスルーしていただいて構いません。
名刺をお持ちでない先生は、面接時に無くても問題はありませんが、上記のように先方から面接の初めに頂く事はよくある事です。
ではその頂いた名刺をどうするか?
直ぐにジャケットのポケットにしまってませんか?直ぐにカバンの中に入れてしまっていませんか?
正しいマナーとは、頂いた名刺を面接の間は、目の前にある机の上に綺麗に並べます。
そしてご自身の前に座っている先生方の並び順に並べておくのがマナーです。
例えば、ご自身から見て左側に事務長、真ん中に院長、右側に部長先生がお座りになったのであれば、左から事務長、院長、部長の順で名刺を手前の机に並べます。
更に名刺交換をした先生は、ご自身の名刺入れの上に相手の一番上の役職の方の名刺を置きます。(上記では院長)
ちなみに、一般企業に勤める社会人は名刺交換のマナーは常識で、知らないとクライアントから信頼を得られません。
細かい事かもしれませんが、案外名刺の作法は大事な事なのです。
また冒頭でも触れたように、面接は医師以外の事務の方といった普段名刺交換を頻繁にしているマナーが常識な方々も参加するわけですから、知っておく事は先生にとってメリットしかありません。
さらに面接時間は限られています。
その短い面接時間で病院は先生の人柄なども含め判断します。
面接では第一印象も重要という事はこちらのコラムで過去に何度かお伝えしてきましたが、こういったマナーが好印象に繋がる事も十分に考えられるのです。
(好印象に繋がり採用オファーを貰えれば、先生が病院を選べる・比較検討出来るというメリットに繋がります。)
勿論、面接対策だけではなく普段の名刺交換の際の作法としても使えますので、これまであまり気にかけてこられなかった先生は頭の片隅にでも入れておいていただければと思います。