ご入職後の3ヵ月の期間について

早いもので今年も6月後半に差し掛かりました。
4月から新たな勤務先にご入職された先生方にとりましては、ご入職されて3か月近くが経過したという事になります。
ご入職されてから3ヵ月というのは、一つの区切りのタイミングになる事が多くなります。
医療機関だけではなく企業などにおいてもそうですが、多くの組織において3ヵ月程度の試用期間を設定しているところも多く、この期間はいわゆる「お試し期間」的な意味合い持つ事が多くなります。
それだけに、この3ヵ月に関しましては新たな職場側からも、そこまで厳しい目で見られるような事は少ないように思います。

その後、3か月程度ご勤務して頂きますと、仕事の流れや院内の人間関係など、良くも悪くも新たな職場内の様々な状況が見えてくる頃ではないかと思います。
この頃になりますと、新たな職場側も本来の先生方の実力を見てみたいと思う時期になります。
そのため新たな職場側も、ご入職間近の頃に比べて、徐々に厳しい目で見てくる事が多くなるように思います。
そこで、ご勤務されている先生方も、徐々に先生方の本領を発揮して頂く事が必要になり、いよいよ本番が訪れたという事になります。

この時期に先生方に意識して頂きたい事ですが、大きく分けて2つございます。
1つは当然の如く医療に関するスキルという事になります。
質・量共にどのような医療を行っているのか、医療機関側も気にされております。
2つ目は他の先生方や職員との関係性という事になります。
医療機関も多くの職員が集まった組織として活動しており、チームワークが重んじられます。
その環境に上手く馴染んでいらっしゃるか否かについて、とても気にされる事が多くなります。

この時期になりましたら、上記のような事について新たな職場から評価して頂けるだけの仕事が出来ているかどうか、改めて見直して頂けると良いのではないでしょうか。
万が一、上手く出来ていなかった場合でも今の時期であれば、まだ修復が可能ではないかと思います。
これから先、長くご勤務される職場との良好な関係を築いて頂くためにも、上記のような点についてご確認頂ける事をお薦め致します。
ご参考にして頂けますと幸いです。