弊社が日々の活動を行う際にキーポイントとして考えている事がございます。
それは、転職のお手伝いをさせて頂いている先生方にご満足して頂く事は大前提ですが、採用して頂く医療機関にも採用して良かったと思って頂けるようなご案内をさせて頂くという事でございます。
至極当然の事のように思われがちな事ではあるのですが、意外に見落とされてしまったり、忘れがちな事でもあるのです。

と言いますのは、今までは医師の転職市場と言いますと医師不足という事で、いわゆる売り手市場の中での対応が多くなっておりました。
つまり、転職される先生方の方が圧倒的に有利な状況になっている場合が多く、紹介会社は医療機関に対する配慮よりも先生方に対する配慮を優先して活動するような場面が多々ありました。
しかし、ここ最近では少しずつ状況に変化が生じてきているのも事実でして、地域による違いや一定の条件下においては充足している医療機関も多くなってきており、必ずしも先生方の売り手市場とは言い切れない場合も出てきております。
こういった背景を考慮しますと、今までと全く同じ意識で同じやり取りをするのではなく、現状に見合った対応を心掛けなければ転職活動が上手くまとまらない事態に陥ってしまう事もあり得ます。

また、ご案内させて頂きました先生方が医療機関にご入職された後に、実際にご勤務して頂いた上で「良い職場に入職する事が出来た」と思って頂ける事、また、採用して頂いた医療機関からも「良い先生を採用する事が出来て良かった」と思って頂ける事も非常に大事ではないかと思っております。
つまり、転職活動が終了したら全て終わりではなく、新たな勤務先にご入職頂いた後の評価についても十分に意識する事が必要ではないかと考えております。

このような事を意識しつつ日々の活動を行う事で、先生方、医療機関そして私共の三者全員が満足出来るような結果を導く事が出来て、初めて転職活動が上手くいったと言えるのではないかと思います。
このような結果が出せるように、これからも社員全員で尽力させて頂く次第です。