定年後の勤務を見据えた求人を探す際のポイントについて

精神科の医療機関では多くのベテラン医師がご勤務されています。
定年を超えても現役でご活躍されている先生方も多数お見受け致します。
実際に弊社宛にご相談に来られる先生方の中には「定年後も引き続き安心して末永く勤務出来るような職場を紹介して欲しい」という事で、ご相談に来られる先生方も少なくありません。
そこで、ご要望に見合う医療機関をお探しし、実際にご紹介させて頂いたケースも多々ございます。
このような定年後のご勤務先をお探しになられる際ですが、間違いのない良い職場をお探し頂くために予め確認して頂きたい事項が存在しております。
そこで今回ですが、どのような点に注意して頂いたら良いのか、具体的な対応策について記載させて頂きたいと思います。

①『定年が何歳に設定されているのか、また定年後の雇用形態はどのようになるのか』
定年は60歳~65歳で設定されている所が多くなりますが、中には医師の場合には定年を設けていないという規定の所も存在しております。
また、定年を迎えた後の雇用に関しては非常勤であったり、嘱託という事で継続して雇用して頂ける事もあります。
その場合ですが、常勤としてご勤務されていた時と比べ、勤務日数や業務量が少なくなる事も多く、その分、給与額が下がる事もございます。
逆に定年を設けていない場合には、継続して常勤として雇用して頂ける場合もございます。
その場合には雇用条件等も今までと全く変わらない内容で雇用して頂ける事が多くなります。
今後の生活設計と照らし合わせて頂き、どういった勤務形態が好ましいのか、それによって選択肢が変わってくるのではないでしょうか。

②『ご高齢の先生でも継続して働ける環境が存在するのか』
病院の規定としては定年後も継続して勤務させて頂く事が可能であったとしても、実際にご高齢の先生方でも問題なく対応出来るような環境が存在するのか否かも重要なポイントです。
救急や急性期に力を入れているような医療機関であったり、当直の回数が多い医療機関、外来のコマ数や病棟で対応する患者数が多い医療機関等、体力的な負担が大きいような所では、末永く勤務する事が現実的に難しい場合もあります。
実際に働かせて頂く環境がどのような環境なのかについて、しっかりと確認しておく必要があるのではないでしょうか。
また過去に実際にご高齢の先生方がご勤務された実績があるかどうかも、医療機関をお選びになられる際の一つの指標になるのではないかと思います。

精神科では、70代や80代で現役でご活躍されている先生方が多くいらっしゃいます。
中には90代で現役をお勤めされている先生のお話をお伺いさせて頂いた事もございます。
定年後もまだまだ長くご勤務される可能性も高いため、勤務形態について、しっかりとお調べになられる事は重要です。
是非、ご参考にして頂けますと幸いです。