ここ最近ですが、精神科の医療機関を取り巻く環境にも変化が大きく、それに伴って医療機関が目指す方向性が大きく変わるような事もございます。
例えば、今年の4月より医師の働き方改革が施行されました。
これにより、在籍されている医師の勤務時間の管理方法が大きく変わります。
それによって勤怠の管理方法はもちろんですが、医師の配置などについても変更せざるを得ないような場合もございます。
また高齢化社会や人口減少の問題などについて考えた場合ですが、医療機関の中には今後の生き残りや国の方針に従うために新たにスーパー救急を開始するところが出てきたり、国の方針として今までは慢性期中心の対応を行っていた医療機関が外来の件数を増やしたり、入退院の件数を多くするなど、今までとは違った方向を目指して取り組んでいるところもございます。
更には、新たに訪問診療を開始する医療機関が出てくるなど、医療機関によっては近い将来、その内情が大きく変化する可能性を秘めたところも出てきています。
精神科の医療機関への転職活動を行う際ですが、現状だけではなく将来どのような方向に進もうと考えているのか、ここをしっかりと確認する事がとても重要になります。
いざ入職した後に「近い将来、病院が大きく変わる可能性がある事を知った、、、。」というような事にならないように、入職される前の段階でしっかりと確認を行う事が非常に重要になります。
転職活動を行う際ですが、つい現状についてのみの確認で終わらせてしまう事が多いのではないかと思いますが、特にここ最近の世の中の状況などを考慮しますと、近い将来、病院の中身が大きく変わる可能性は十分にあり得ると思います。
面接や見学に伺った際には、法人の理事長や院長先生など、決定権をお持ちの方々に対して、将来に関するビジョンやイメージについて確認を取る事はとても大事な作業になると考えております。
是非お知りおき下さいませ。