精神科の情報に対する温度感の違いについて

先日、とある競合他社のコンサルタントM氏とお話をさせて頂く機会がありました。
M氏ですが弊社と同じように医師専門の人材紹介会社に勤めており、この仕事に就いてから6年目という事で経験値としても中堅レベル程度の経験を持っている方でした。
リノゲートが精神科専門で活動している事はご認識頂いていたため、話の内容的にも精神科に関する話がほとんどでした。
実際にM氏も過去に精神科の医師を担当された事があったようで、精神科医の転職支援に関してはおおよその事は理解されていましたが、手前味噌ではありますが毎日精神科の先生方の対応をしている我々と比べて感覚的に大きな違いがあることに気が付きました。

とある精神科の病院についてM氏とお話をさせて頂いた時の事です。
この病院は電車の最寄駅からバスで10分ほどのところに位置しています。
決してアクセスが良いとは言えませんが、私共の中では精神科の病院の中ではごく一般的な範囲の事であると認識していましたが、M氏からすると「かなりアクセスが悪い」という認識を持っていました。
だから応募される医師が少ないという感覚を持っていました。
また業務量についての認識にもズレがありました。
こちらの病院ですが200床未満の病院なのですがスーパー救急を行っており月間の入院数が60件ほどある精神科の中では動きのある病院なのですが、M氏の認識としてはそこまで動きのある病院ではないというような認識を持っておりました。
恐らく先生方に実際にご紹介される際にも「そこまで忙しくない病院」という感覚でご案内しているのだろうと感じました。
※過去に何度か面接を実施した経緯があったようなのですが、上手くお話が進まないと言っていたのは恐らくこの辺りが原因なんだろうと思いました。

リノゲートでは、この感覚を非常に重要視しております。
先生方に情報をご提供させて頂く際には、先生方の目線で見た時にどのように映るのか、そこを出来るだけリアルに等身大の情報をご提案させて頂く事が、先生方にとっての有益な情報になり得ると考えております。
これからも、より多くの精神科の先生方、医療機関とのやり取りを行い、出来る限り有益な情報をご提供できるように努めていきたいと考えております。