転職する際に一番やってはいけない事

転職についてお考えになられるに至った背景や理由には、それぞれ様々なものが存在しているかと思います。
また憲法では「職業選択の自由」という事が謳われているように、転職について考える事は公共の福祉に反しない限り個人の自由という事になります。
しかし、過去に実際にご案内させて頂いた方々からのお話をお伺いさせて頂く中で、これはお薦めできないと思ってしまうような転職のスタイルというものが存在していました。
それが「新しい事を何も身に付けていない、学んでいない状態で転職してしまう」という事になります。

本来でしたら転職した事で、今までよりも一歩でも二歩でも前進して頂く事が重要です。
にも関わらず稀に転職を繰り返していく中で、転職回数だけが増えてしまい、それがご自身の経歴を汚してしまうだけではなく、結果的に転職した事でポジションが低くなってしまったり、給与額が下がってしまう、時には雇って頂ける所が無くなってしまい、やむを得ず本来は求めていないような内容の職場に転職する事になるなど、転職する事が後退に繋がってしまうようなケースをお見受けする事もございます。
これは転職した先の職場で何か(レベルアップやスキルアップ)を得られる前の段階で転職してしまった事が最大の原因ではないかと思います。
理想的な転職のスタイルは、新たな知識を身に付けたり経験を積む事でご自身の価値を高め、それを武器にしつつ次の転職の機会に更にご自身を高く売り込む事、つまりステップアップを実現する事ではないかと思います。

先にも記載させて頂きましたように、転職についてお考えになられるに至った理由や背景は様々ではないかと思いますが、出来る限りご自身をより高く売り込む事が出来るような状況を整えてから、転職についてご検討される事をお薦め致します。
そういった意味では、転職についてご検討される際には、ご自身の強みや弱みを把握するためにも一旦ご自身の棚卸をしてみる事も大事だと思いますし、そもそも転職する目的を明確にし、それを達成するまで転職しないというような考え方も大事かもしれません。
転職についてご検討される際の参考にして頂ければ幸いです。