訪問診療にてご勤務される際のポイントについて

以前より、精神科の分野におきましても訪問診療のニーズが高まっているというようなご説明をさせて頂いた事がございましたが、その動きに関しましては今でも同じような状況が続いており、病院やクリニックなどの医療機関より訪問診療に携わって頂く精神科医向けの求人のご依頼を頂く事が多くなっております。
以前は圧倒的に内科を診て頂きたい、もしくは内科と精神科の両方を見て頂きたいというようなご依頼を頂く事が多く、内科色が強い求人が多くありましたが、ここ最近では精神科の先生方は精神科の患者のみ診て頂ければ問題ない、採血は全て看護師が対応する、というような業務内容の求人も多くなってきており、精神科の先生方にも無理なくご勤務して頂けるようなものも多くなってきております。

そんな中、先日とある訪問診療のクリニックの面接に同行させて頂きました。
その際に院長先生からお伺いさせて頂いた、訪問診療にてご勤務される際のポイントについてご説明させて頂きたいと思います。
既にご存知の先生もいらっしゃるかもしれませんが、ご確認頂けますと幸いです。

訪問診療では多くの場合、患者はご自身が病んでいるという認識を持っていない場合が多く、何かと困っているのは患者本人ではなく、その周りにいるご家族という事になる場合が圧倒的に多いという事になります。
そこで各患者の居宅に訪問した際ですが、患者の治療を行う事はもちろんなのですが、それ以上にご家族が抱えている不安や悩みなどついてヒアリングを行い、それを解決するためにどうするべきなのか、そういったお話をする方がむしろ大事であるという事でした。
つまり、ご家族と円滑にコミュニケーションを図って頂く事の方が非常に重要であるという事でした。
そこで、コミュニケーションを図る事に対して自信をお持ちの先生方には是非一度、訪問診療にてご勤務して頂けると良いのではないかとのお話を伺いました。

訪問診療に関しては、まだまだ具体的なイメージが掴み切れていない先生方も少なくないのではないかと思いますが、コミュニケーション力に自信をお持ちの先生であれば、是非お試し頂いても良いのではないかと考えております。
これからも増々ニーズが高まる事が予想される訪問診療にて、新たなご活躍の場を見出してみては如何でしょうか。
ご希望される際には是非、お気軽にご相談下さいませ。