精神科の先生方からお話を伺っておりますと、将来的に開業の意向がある先生方が多くいらっしゃいます。
精神科の場合は他科と比べ、初期費用が少ないという事もあり、比較的開業しやすい科目と言えます。
勿論、長い経験と様々な症例スキルを高める事は当たり前なのですが、
精神保健指定医や専門医等の資格というのも患者様を集める上で今や当たり前となっています。
そのような中で、将来的に開業をお考えの多くの先生方に「なぜ開業という道を選ぶのか?」という事を聞いてまいりました。
何となく想像はつくかもしれませんが、以下を確認してみて下さい。
■ 誰からも縛られる事なく、プレッシャーを掛けられる事もなく、自分の好きな時間と場所で患者様と向き合っていきたい。
■ 開業をして稼ぎたい。
■ 経営者として自分の経験・力を試してみたい。
■ 地元に戻り、町の診療所として地域の人の為の助けになりたい。
■ 他の医師との人間関係構築が苦手な為、自分一人で診療を行いたい。
以上のようなご回答を頂きました。
ご自身と同じようなお考えが以上の中にありませんでしょうか?
開業は上手く患者様を集められないと廃業するリスクも伴います。
これまでは医療だけに専念していればよかった環境から、今度は同時に経営というスキルが必要になってくるからです。
そのリスクを背負うよりは、勤務医として安定した収入を得るという事を選択される先生方の方が多いのは事実です。
さて、これをご覧になっている先生方は、どのような将来設計をされていますでしょうか?