「転職回数が多い=全てネガティブ」とは限りません

転職回数についてですが、一般的な意見としましては過去の転職回数が多いという事は、それだけでネガティブな評価を受けてしまう事が多くなり、転職活動が不利になってしまう事が多くなります。
しかし、それは全ての場合においてそうなのかと言いますと、必ずしもそうではないと考えております。

転職回数が多いという事は、その分だけ他の人よりも多くの職場で勤務してきた経験があるという事になります。
つまり、多くの職場の良い部分、悪い部分を見聞きしてきた経験があるという事になり、その経験を新たな職場で活かす事が可能であると考える事が出来ます。
実際に転職した事でプラスになった事象等についてお話しする事が出来れば、より具体的で評価が変わる可能性もございます。
また、明確な目的意識を持って転職してこられた可能性も考えられます。
特定の症例についての経験を積んでいくために段階的に転職された場合や、資格を取得するために転職してきた場合なども考えられます。
このような場合には、応募する医療機関に対して過去の背景についてしっかりとお伝えする事が大事です。

しかし、中には気が付いたら転職回数が多くなってしまった先生方も少なくないのではないかと思います。
このような場合ですが、医療機関に応募される際に、どういった点に注意して対応する事が必要になるのかと言いますと、過去のご経歴を変える事は出来ないという事を大前提にお考えになられる事が大事ではないかと思います。
つまり過去について言及されるよりも、これから、どのような経歴を歩んでいきたいとお考えになられているのかについて、しっかりとお伝えする事が大事ではないかと思います。
そこで重要になるのが「今回なぜ転職したいと思ったのか」「転職して何をしたいと考えているのか」という事をしっかりとお伝えする事ではないかと思います。
こういった事を明確にお伝えする事が出来れば、その内容次第では、転職回数以上に評価して頂ける事に繋がるかもしれません。

これから医療機関への応募をご予定の先生方、改めて上記のような事についてお考え頂けると良いのではないかと思います。
今後のご参考にして頂けますと幸いです。