私共はこれまで多く医師・医療機関 間の面接の現場に立ち会ってまいりました。
常勤として転職をご希望の先生、非常勤(アルバイト)をご希望の先生と様々なケースの面接を見てまいりました。
 
本日はその面接についてお伝えしたい事があります。
 
 
まず医師の転職市場とはまだまだ売り手市場という傾向が強い為、転職をする先生側へいくつものオファーが来るという事は珍しい事ではありません。
よって、以上のような事が続けば「面接=入職可能な医療機関」という構図が何となく先生の中でも出来上がってしまうものです。
 
しかしながら、
最近の傾向として売り手市場という構図は徐々に崩れてきています。
特に都市部ではそれに拍車が掛かります。
 
それが例え非常勤の面接であっても、医療機関側はしっかり先生を見る傾向が強くなりました。
枠が空いていて、その枠に合致する先生が面接に来てくださった → 即採用!
とは簡単にならなくなったのです。
 
理由としては以下のようなものが挙げられます。
■ 都市部等の人気エリアに医師が集まる傾向にある為、医療機関側が医師を選ぶ目をしっかり持っている。
■ 厚労省の動向や診療報酬改定により、さらなるレベルアップを目指す医療機関も出てきている為。
■ 過去に安易に採用を進めた為に、とんでもない医師を採用してしまった経緯がある為。
■ 近年、偽医師問題や医師が法に触れ逮捕されるという問題も起こっている為。
■ 面接回数を重ねている事により、医療機関側が面接慣れをしてしまっている為。
etc…
 

 
 
以上の事もあり、
「どうせアルバイトの面接だから・・・」というお気持ちで行くと返り討ちになる可能性も高いのです。
 
 
勿論、事前に私共で医療機関側とお話をある程度まで詰めておくことは可能です。
交渉しておく事も可能です。
しかし、そもそも面接を行なう理由は先生を見てからでないとオファーは出せないという事です。
先生側が医療機関を判断する・選ぶのと同時に先方も同じ事を行なっているのです。
 
 
面接では先生の素直なお考え・ご意向を仰って頂いて構いませんが、安易なお気持ちで臨むのは宜しくありません。
「面接侮るなかれ!」です。