先生方は以下のような事を聞いた事がありませんでしょうか?
「〇〇病院は医師の離職率が高く、頻繁に先生方の出入りがあるらしい…」
このような事を聞いてしまうと、もし先生が転職をお考えの際にその病院は避けてしまうのは当然です。
悪いイメージは簡単に拭えないものです。
私共も多くの医療機関と日々連絡を取っていたり、多くの精神科医の先生方とコンタクトを取っておりますと、以上のようなお話が入って来る事があります。
では実際のところどうなのか?
一概に悪い病院と言えるのでしょうか?
私共の実証方法としては、以下の通りです。
■実際に私共が病院へ訪問し、事務長や採用担当者からお話を伺う
■過去に私共へ相談にいらした先生方のお話からの統計
特に後者は、上記したように私共は日々多くの精神科の先生方とコンタクトを取っておりますと、当然過去にその病院で働いていた先生がいらっしゃったり、現在もその病院で働いている先生方もいらっしゃいますので、その先生方のお声を集計し統計的に判断をしております。
そこで見えてくるものとして理由は大凡以下の3つです。
① 急性期の病院が故に、指定医取得後に退職する医師や指定医取得を目指して入職するが毎年一定数はいる。
② 常勤医師数が十数名規模と多い為、確率的に家族の理由や転居など何かしらの理由で毎年退職する医師は出てくる。
③ 内情に大きな問題あり。
病院のカラーが先生に合う合わないはあると思いますが、上記①②は必ずしも悪い病院ではなく、むしろ辞めた先生からは良い評判を聞く事もあるのです。
しかし、③のように病院の内情に問題がある場合に関しては注意が必要です。
アクセス環境、勤務日数や給与等のご希望の条件が合致したからといって、安易に飛び込むのはリスクが高いと言えます。
以上の事がありますので、内情については第三者の意見を聞く事もお勧め致します。
出入りが激しいという理由だけでイメージを固めてしまうのはよろしくありません。
先生の現状の目的によっては、合致した病院だという可能性もあります。
離職率が高い病院は存在しますが、善し悪しの判断は難しいかと思います。
もしご縁があって、私共【精神科医の転職相談室】へご相談を頂いている先生、これから頂く先生に関しましては上記の内情については共有をさせていただきたいと思っております。