スムーズな交渉を行う際の対応方法について

転職活動を行う際ですが、少なからず採用する側、される側に対して何かしらの要望をする事があると思います。
先生方の転職の場合ですが、例えば医療機関側からは「当直に入って欲しい」「土曜日に勤務して欲しい」「週に1回、早番、遅番の対応をして頂きたい」「月に1回、土日の日当直に入って頂きたい」、、、などのお話が上がってくる事が多いです。
一方で、先生方の方から医療機関に対してお願いをする場合もございます。
例えば「給与額をアップして欲しい」「通勤時の高速代を支給して欲しい」「週4日での勤務をお願いしたい」「当直を免除して頂きたい」、、、などといった感じです。
これらのお願いをする場合ですが、もちろん双方の状況によって受け入れる事が可能な場合もあれば、時には受け入れが難しい場合もございます。
これは致し方のない事ではありますが、そのような状況の中でも、少しでも受け入れて頂けるようにするために、交渉の仕方を少し変えてみるという方法もございます。

その方法ですが、一言で言いますと「交換条件」という事になります。
例えば、医療機関側が土曜日の勤務を強く希望されていたとします。
一方で先生は当直の免除を希望されていたとすれば、土曜日勤務を受け入れる代わりに当直の免除をお願いするという方法になります。
医療機関側からの要望は一切受け入れずに、先生の要望を突きつけようとしても、それでは話がまとまらない場合も多くなりますが、お互いが譲歩する事で交渉がスムーズに行われるような事例は、過去にも実際に沢山見て参りました。
まずは採用する側、される側が最も希望している事は何か、それを掴みつつ交渉を行う事が重要になります。

ご入職後は出来るだけ長く働きたいとお考えになられている先生方も多いと思います。
長く働くためにも、入職の段階で「お互い様」「持ちつ持たれつ」の関係を構築しておく事が、その後の関係性や働きやすさにも大きく関わってくるのではないかと思います。
こういった意味でも、スムーズな交渉は非常に重要な作業ではないかと考えております。
是非、今後のご参考にして頂けますと幸いです。