複数の医療機関を候補としてご検討される際のポイントについて

精神科の先生方が転職活動を行われる際ですが、初めから候補を一つに絞り込んで見学・面接を実施し、その医療機関に入職が決定されるような事もありますが、それよりも複数の医療機関の見学や面接に参加され比較検討されたうえで最終的に最も良いと思える医療機関にご入職されるケースの方が多くなります。
最終的により良い医療機関を選ぶためには、複数の医療機関を比較検討して頂き、一番良い所を選んで頂くというのが最も安全な方法ではないかと思いますが、とは言いましても闇雲に多くの見学や面接に参加すれば良いという訳でもないと考えております。
予め比較検討されるポイント(先生が転職をお考えになられた際に重要視されていた事)を明確にした上で、比較検討される事が大事ではないかと考えております。

では具体的にどのような方法で比較検討すれば良いのかと言いますと、一つは敢えて違ったカラーの医療機関を複数比較して頂く方法になります。
例えば規模で比較してみる方法などがあります。
500床規模の病院、300床規模の病院、100床規模の病院など、敢えて違った規模の病院を見学してみる事で、最もご自身に合うのはどの病院かを比較してみる方法になります。
また急性期の病院、慢性期の病院、認知症メインの病院、スーパー救急の病院など、行っている医療の内容で分けてみるというもの良い方法ではないかと思います。

最後にもう一つ、今までに勤務した事がないような医療機関の見学をしてみるという方法になります。
今まで転職した経験がなく、同じ職場で長い間ご勤務されていらっしゃった先生方や、ずっと大学医局に所属しながらご勤務されてきた先生方の場合には、他の世界がどうなのか見えにくかった事も多いように思います。
そのような時には、思い切って今までに行った事がなかったような医療機関に行ってみると、知らなかった新たな発見などをする事が出来るかもしれません。

このように様々な種類の医療機関を見学して頂く事で、先生方に見合った医療機関がどのような所なのかが明確になっていくのではないかと思います。
色々な医療機関を見学して頂き、世の中にはどのような医療機関が存在しているのかを知って頂くことが、より良い職場をお探しする際に重要ではないかと思います。
是非ご参考にして頂けますと幸いです。