転職はタイミングが非常に大事です。「後編」

 
 
さて昨日に引き続き転職のタイミングについて記載します。転職を考える際にタイミングは非常に大事です。早すぎも良くないですし、出遅れてしまえば後々後悔してしまうような事態に陥る事も考えられます。そのような事にならないように今回は以下の3つについてご説明致します。
・資格取得後の転職のタイミング
・勤続年数による転職のタイミング
・出産に関わる転職のタイミング
 
 

 
 
①資格取得後の転職のタイミング
精神科においては精神保健指定医、精神神経学会の専門医の取得が主なものとなります。この資格を取得する前と後では転職を優位に進められるか否かに大きな差が生じる場合があります。雇用する側も資格を持っている先生を探している場合が多く、その分、転職活動にも幅が生まれます。また条件についても資格を持っている方が優遇される事は間違いありません。逆に言いますと転職を考えるタイミングとして相応しいのは資格を取得した後という事になりますので、取得するまでは転職しない方が良いとも言えます。
 
 
②勤続年数による転職のタイミング
医師の転職に関しても前の職場でどれだけの期間勤務していたのかはとても大きなポイントになります。期間が短い場合、更には転職の回数が多い場合などは「すぐに転職すしてしまう人」「忍耐力が無い人」という目線で見られる可能性が高まります。(医局派遣による勤務の場合には別となります。)1年未満での転職は絶対に控えるようにして頂き、出来れば3年以上勤務して頂く事が一つの目安になります。
 
 
③出産に関わる転職のタイミング
女医先生の場合、人生設計の中で出産、育児による休暇を取得する必要が出てくる事も多々あります。もちろん休暇を取得すること自体は問題ない事なのですが、職場側の本音としましては、今までに貢献してくれた先生に対しては休暇の取得にも協力的ですが、転職してきてまだ間もない先生がいきなり休暇を取得する事に対しては残念ながら消極的な場合が多くなります。スムーズな休暇取得を目指すためにも職場との良好な関係を維持するためにも転職する前に取得すべきか、転職後に取得すべきかのタイミングが非常に大事になります。
 
 
以上がタイミングにまつわる話になります。ご覧頂いても分かる通りタイミングにも様々な要素があり、どれも人生設計を行う際のキーポイントになるような事ばかりです。転職そのものが人生のターニングポイントである事は間違いありませんが、更に転職を活かすも殺すもタイミング次第という事になります。改めて転職するタイミングについてご検討下さい。