新たな職場へご入職された後の身の振り方について

いよいよ3月も終盤に差し掛かって参りました。
毎年この時期になりますと、4月から新たな職場にご入職される精神科の先生方に対し、ご入職に向けた準備であったり、雇用契約の締結などのご入職に向けた最後の準備についてご案内をさせて頂くことが多くなります。
先生方としましても新たな職場へご入職されるにあたり、期待や不安など様々な想いが入り乱れている事ではないかと推測致します。
是非、多くの先生方が新たな職場にてご活躍される事を陰ながら応援させて頂きたいと思います。

さて今回ですが、4月より新たな職場へご入職される予定の先生方に対しまして、ご入職直後の身の振り方や心構えについて気になる点を2つお話させて頂きます。
新たな職場にご入職された直後というのは、仕事環境や人間関係など様々な部分において変化が生じることになります。
それがきっかけで、多少なりストレスを感じてしまうようなことも少なくないのではないかと思います。
このような事が原因で、私生活やお仕事のスタイルに支障をきたさないようにして頂くためにはどうすべきか、ご説明させて頂きたいと思います。

①入職当初は飛ばし過ぎずマイペースをキープする
誰でもご入職後間もない時期というのは、1日でも早く認めて頂けるように、職場からの期待に応えたいという意識が働いて、普段よりもハイペースで勤務してしまいがちになる事が多いように感じます。
ハイペースで仕事をする事で、職場からは早い段階で評価を得る事は出来るかもしれませんが、そのペースをその後も維持していく事が非常に難しくなってしまいます。
万が一、ハイペースを維持する事が難しくなってしまった際には「手抜きをしている」なんていう目で見られてしまう事もあるかもしれません。
このような事にならないようにして頂くためには、入職当初は飛ばし過ぎず、マイペースをキープして頂く事が、結果的にその後も末永くご勤務して頂く事や、職場からの正当な評価を受ける際に大事なポイントではないかと考えております。

②新たな事を得るまでは退職しないという覚悟を持つ
新たな職場で勤務する事になりますと、今までには経験した事がなかった事を学べる可能性があります。
中には、この職場だからこそ成し得る事などもあるのではないかと考えます。
こういった新たな事を1つでも多く学ぶまでは転職しない、という意識を持つことも大事な事ではないかと考えます。
その一番の理由は「転職=キャリアアップ」という考え方です。
何も得ないまま転職してしまいますと、転職した回数だけが増えてしまい、キャリアダウンになってしまう恐れがあります。
「石の上にも3年」という言葉があるように、最低でも3年間は同じ職場で勤務して頂き、その間に更なるステップアップを果たす事が出来れば良いのではないかと思います。

以上の2点になります。
新たな職場での勤務をスムーズに行って頂くためには、スタート時がとても大事ではないかと思います。
4月から新たな職場にご入職予定の先生方、是非ご参考にして頂けますと幸いです。