転職がキャリアダウンにつながる罠

 
転職市場をまとめた統計によりますと、
転職した人のうち30%の人はキャリアアップに成功し、30%は現状維持、残りの人はキャリアダウンという結果になっているというデータが出ています。
※医師に限らず全職種の統計という事になります。
 
転職を志望している人の多くがキャリアアップを目指しているにも関わらず、どうしてこれだけ多くの人がキャリアダウンという結果になっているのでしょうか。
その理由には一つの考え方を理解しているかどうかが大きく関わっています。
 
 

 
 
その考え方はとはズバリ「自分が生み出す価値とそれに対する対価のバランス」という事になります。
どういう事かと言いますと自身が働く事によって生み出される価値(結果)よりも雇用元より支払われる対価が高いのか低いのかという事になります。
既に対価の方が高いとすれば現状よりも高い対価を求める事は非常に難しくなり現状維持すら難しくなります。逆に対価が価値を下回っていたとすれば現状よりもアップさせられる可能性が高くなる訳です。
 
では自身の価値と対価のバランスをどう判断すればよいのかと言いますと、それは「ニーズの度合と希少性」という事になります。世の中からのニーズが高く更に希少性があれば、その価値は最大限に達します。逆にニーズも無ければ希少性も無いという事になれば、その価値は最低限になります。
※よくあるパターンとして自分が好きな仕事に就いたら収入が減ってしまった、という人がいますが、これは世の中のニーズや希少性を無視して自身の価値だけを優先した結果という事になります。
 
 
転職して失敗ないようにするためには、まずは自身の価値と対価のバランスを確認してみましょう。そこがマッチしていなかった時には転職が成功する可能性が大きく高まります。