医師の採用試験の難易度について

ここ最近ですが、医療機関における医師の採用試験において感じる事があります。
それは以前に比べて採用試験の際に求められる要素が多くなってきたという事になります。
医師の採用と言いますと、今まではいわゆる医師側の「売り手市場」という事もあり、採用試験(応募者をふるいにかける)という事よりも、応募してきた医師を如何にして採用に結び付けていくのか、こちらの方が重要視される事が多かったように感じております。
それがここ最近では、企業が新卒社員の採用試験を行うのと同じように、応募してきた医師をふるいにかけるような事も多くなっており、実際に書類選考や面接時の対応によっては、医師と言えども採用試験でお見送りという結果に陥ってしまうような事も少なくない状況になっております。

では以前と比べて、どのような違いが生じてきたのかと言いますと、まずは書類選考時のハードルが高まってきた事です。
書面から過去の転職回数について厳しくチェックが入ったり、そもそもの転職や転科の理由について確認を受ける事も少なくありません。
その内容によっては、書類選考の段階でお見送りになってしまう事もあります。
逆に提示する書面に志望動機やアピールポイント等を記載し、医療機関側に上手くアピールする事が出来れば、転職活動を有利に進める事も可能になります。

また医療機関によっては、書類選考と同時にSPIなどの適性検査を実施するような所も出てきています。
こうする事によって、書類選考や面接だけではなかなか見抜けない先生方の性格判断の材料にするなど、より厳しい目線で採用活動を行うために、医療機関側が取り入れ始めているという事になります。
また面接の際には、今まで以上に深掘りした質問が投げ掛けられる事も多くなってきました。
時には、より踏み込んだ回答に困るような質問を投げ掛けられる事も少なくありません。
事前に対策を講じておかねば、対応に困ってしまうような事もあり、ここ最近では事前にしっかりとした面接対策を行う事の必要性が高まってきたように感じております。

良い医療機関ほど、多くの医師が入職を希望して応募する事になり、結果的に採用試験のハードルが高くなる可能性が高まります。
ここで良い結果を頂けるようにするためには、やはり、それなりの事前準備を行う事が大事ではないかと考えております。
採用試験の対策についてお悩みの先生方がいらっしゃいました際には、是非一度、弊社までお気軽にご相談下さいませ。
そしてライバルとなる先生方に差をつけて頂き、少しでも転職活動が有利になるよう、お手伝いをさせて頂きたいと考えております。