先日、私共の方でご案内させて頂いたU先生から以下のようなお話をお伺いしました。
U先生ですが、それまでご勤務されていた医療機関にて指定医を取得されたようです。
取得した後、約5年ほど同じ医療機関でご勤務され、そろそろ他の医療機関の存在が気になり始めたという事で、在籍していた医療機関に対しては特に不平不満は無かったものの、今よりも良い条件の医療機関があれば具体的に転職について検討していきたいということで、弊社までご相談されたようでした。
そこで弊社としましては、早速U先生のご希望を確認し、それに見合った医療機関をお探し致しました。
その中でY病院が条件にピッタリではないかという事でU先生にご紹介させて頂きました。
U先生からも「非常に気になる」という回答を頂き、一度見学に行ってみたいとの事でしたので、見学の設定をさせて頂きました。
そして後日、見学をさせて頂き院長先生との面談を実施した結果、Y病院側からはU先生に是非ご入職頂きたいという事でオファーを頂く事が出来たのです。
しかしU先生としましては、直ぐに良い医療機関が見つかった事もあり、また急いでいる訳でもなかったため、引き続き時間をかけて転職活動を行えば、もっと条件の良い医療機関が出てくるのではないかとの想いから、Y病院からのオファーを辞退される運びになりました。
そしてU先生はじっくり情報収集をしたいとの事で、しばらく様子を見つつ次の機会を待たれる事になったのです。
そこから1年が経過し、再びU先生より改めて転職活動を再開したいとのご連絡を頂き、改めて弊社の方でU先生のご希望に見合う医療機関をお探しし、ご提案させて頂きました。
しかし結果的にはY病院を超えるような情報は出てこなかったのです。
そこでU先生から「もしY病院が引き続き医師の募集を行っているようであれば、再度応募する事は可能でしょうか?」という事でご依頼を受けました。
そこで改めてY病院に医師の募集状況を確認したのですが、その後、他の医師の採用が決まってしまった、との事で改めての応募は叶いませんでした。
引き続き他の医療機関をお探ししましたが、結局Y病院以上の条件の医療機関が出てくる事はありませんでした。
まず求人の情報に関してですが、時間をかければより良いものが出てくる、という保証はありません。
仮に良い情報が出てきたとしても、良い情報は他の先生方にとりましても良い情報となる可能性が高いです。
それだけ競争が激しくなるという事が想定される事になります。
また良い医療機関ほど、勤務されている先生方の出入りは少ないものです。
一度充足してしまえば、しばらくは医師の募集を行わない可能性が高くなります。
このような背景からも、ご縁(タイミング)は転職活動の中でも非常に重要なポイントになると考えております。
少ないチャンスを活かす、という意識も転職活動を行う上では大事な考え方なのかもしれません。
是非お知りおき下さいませ。