世の中の変化と転職活動について

先生方の転職活動とは少々かけ離れたお話になってしまいますが、先日インターネット広告を請け負っている会社の方とお話をさせて頂く機会がありました。
こちらの会社ではインターネット上に、依頼を受けた企業の広告を配信する事を主なサービスとしています。
ここ最近では情報収集を行うとすればネットからというのが当たり前になっており、またネット通販などがごく普通に行われる時代になっている事もあって、インターネット上での広告戦略というのが各分野の企業の収益に大きな影響を与える事になっています。
※ちなみにコロナ禍や地震、水害など天災などが起きるとネットでの通販が活況になるようです。
そのため一般的にはコロナ禍と言えば打撃を受ける業界が多いように思われますが、ネット上では必ずしもそうとは限らないようです。

そんな中で、こちらの企業ではセミナーなどを主催している企業から、ネット広告を配信して欲しいとの事で依頼を受ける事もあるようです。
しかし多数の人が一度に集まるセミナーの開催は、昨今のコロナ禍においては大打撃を受けてしまい、業界全体で厳しい状況に陥ってしまったようです。
そんな中で各企業が知恵を出し、ここ最近ではオンラインによるセミナー開催をメインに実施しているようです。
始めた当初は対面の方が相手に意図が伝わりやすいのではないかとの懸念であったり、オンラインでセミナーを実施すると言っても、パソコンやスマートフォンの操作に関するリテラシーの低いユーザーも多く、参加したいとの意向はあっても参加する事すら出来ないというような事例も多かったようです。
しかし、こういった懸念点を払拭していき、セミナー業界では以前よりも業績は向上しているという結果に結びついているようです。

一方で先生方の転職活動におきましても、以前に比べてここ最近ではオンライン(リモート)面談が実施される事も多くなって参りました。
ただし現段階ではオンラインによる面談のみで採用決定、入職決定というように最後まで話を完結させる事は難しい状況になっています。
やはりどこかのタイミングで対面での面談を実施したり、院内の見学をさせて頂いて、ようやく正式に採用決定、入職決定という事になります。

当然オンラインで転職活動を行うメリット、デメリットもあるかと思いますし、オンラインならではのコツやポイントもあるかと思いますが、将来的には技術の発達や手法の改善によって、転職活動においてもオンライン面談だけで完結出来るような時代が訪れるかもしれません。
今や医療においてもオンライン診察が行われている時代ですから、転職活動においても同じことが言えるのではないかと思います。

こういった新たな流れに対し遅れを取らない、慣れていく事が時代の変化に対応していくという事なんだと改めて感じました。
私共としましては精神科の先生方に対し、精神科市場での最新の情報をご提供出来るように今後も励んでいきたいと考えております。