例年、精神科の先生方が転職されて新たな職場にて勤務を開始する時期としましては圧倒的に4月～が多くなっております。
ご存知の通り4月というのは期の変わり目であり、何かと区切りをつけやすいタイミングという事もあり、多くの先生方がこのタイミングからの勤務開始を見計らって転職活動を行っております。

では4月からの勤務をイメージした際に、どんな事に注意しつつ転職活動を行うべきかと言いますと、大きなポイントは2つ存在しております。
1つ目は現職場を退職するタイミングという事になります。
退職の作業を行う際ですが、退職の意思がある事を職場に伝えたからと言って直ぐに辞める事が出来る訳ではありません。
多くの場合、就業規則や雇用契約書の中に退職時の規定が定められています。
例えば「退職する際には3ヵ月前までに申し出する事」といったように、遅くともいつ頃までに申し出しなければならないのか、その規定が定められています。
※中には「半年前まで」という事で、早い時期からの申請が必要な場合もありますので注意が必要です。
こういった場合には、原則このルールを守りつつ退職の申請を行う必要がありますので、逆算して頂き4月から新たな職場で勤務を開始するためにはいつ頃から転職活動をスタートすべきなのかを考える事が第一です。

2つ目ですが、これは採用を行う医療機関側の都合に合わせるという事になります。
どういうことかと言いますと、医療機関側にも人員の採用計画というものが存在しています。
採用する意思が無ければ先生方がいくらお願いしても採用には至りません。
では医療機関側がどのタイミングで採用活動を行うのか、それは在籍されている先生方の動向や、医療機関の今後の活動方針等によって急に状況が大きく変わる事があり読みづらい部分があります。
例えば今までは一切、採用について考えていなかった医療機関が退職予定の医師が出てきた事で急遽、補充のための採用活動を行うなど、急に状況が変わる事も十分にあり得ます。

ではこういった状況を踏まえていつ頃からの活動を行うのが適当なのかと言いますと、一般的にはおおよそ半年ほど前から活動を開始する事が多くなっております。
また転居を伴うような転職の場合や、まだ情報収集の段階など、多くの情報を収集したいとお考えの場合には1年以上前から活動をスタートされる先生もいらっしゃいます。
特にここ最近では地域によって応募の倍率が高くなりつつある所も出てきています。
こういった地域で活動を行う際には、少しでも早めに活動をスタートさせて他のライバルとなる先生方に差をつける事も大事ではないかと思います。
そういった意味ではゆったり構えるよりも、むしろ早めに活動をスタートさせる方が安心ではないかと思います。
活動時期についてお悩みの先生方、先生方が置かれていらっしゃる状況に合わせて、私共の方から最適なご提案をさせて頂きます。
お悩みの際には遠慮なくご相談下さいませ。