地方にある医療機関について

ここ最近ですが指定医の先生方から以下のようなご相談を受ける事が多くなってきました。
「今までは都会の病院でみっちり働いてきたので、今後は地方に転居して今までよりもゆったりとしたQOL重視の生活をしたいと考えている。それに見合った医療機関を紹介して頂きたい。」というようなご相談でございます。
こういったご相談を受ける場合ですが、先生方が転職をご希望されるエリアとしては多くの場合が北海道や九州、沖縄など思い切って遠方の病院に行ってみようとお考えの先生が多いというのも一つの傾向になっております。
ただ先生方としましても、実際にどんな医療機関があるのか見当がつかない事もあって弊社にご相談されるというケースになります。
そこで今回ですが、地域の医療機関について東京や大阪、名古屋、福岡など大都市圏の医療機関と比べて、実際にどんな違いがあるのか、ざっと整理してみたいと思います。

①相場よりも給与が高く設定されている場合が多い。
地方にある医療機関に関しては住環境やアクセスの悪さなどを理由に先生方から選んで頂けない場合が多く、医師の採用でお困りの医療機関が多くなります。
そのため相場よりも高い給与を提示して、少しでも先生方に興味を持って頂けるように尽力されている所が多くなっております。
つまりアクセスが悪い地域に行けば行くほど、給与額がアップしていくような傾向があります。
とにかく高額の給与をお求めの場合には地方の病院の中からお探しになられると良いように思います。

②福利厚生が充実している。
地方の医療機関へ転職される際ですが、多くの場合が転居を伴った転職になる事が多くなっております。
そのため「引越し費用」を負担して頂けたり、お住まいになられる住居の家賃を補助して頂ける事も多くなっております。
※都心部の医療機関ではこういった援助を受けられない場合が多くなっています。
また車での通勤や新幹線や特急を使っての通勤が多くなってしまう事もありますので、そこにかかる交通費(高速代や新幹線代、特急代、場合によっては最寄り駅からのタクシー代)を支給して頂ける事も多いです。
また、ちょっと変わった福利厚生としては病院が保有している敷地内に温泉があったり、ゴルフの練習場が設置されていたり、フィットネスジムが完備されているなど、広い敷地を有している地方の医療機関ならではの福利厚生もあります。

③時間がゆったり流れており、とても温かい雰囲気を感じる。
これは人によって、それぞれ感じ方に違いがあるかもしれませんが、私共が過去に実際に訪問させて頂いた医療機関を振り返った際に毎回感じる事になります。
海や山に囲まれた大自然の中でゆったりとした時間が流れているような印象です。
特に精神科の医療機関は最寄駅から離れた場所に位置している事が多いため尚更その傾向が強くなります。
また在籍されている先生方をはじめ、職員の方々が皆さん温かく、転職希望者を快く受け入れて頂けるような雰囲気を感じ取る事が出来ます。
実際に在籍されている職員の方々の勤続年数を聞いてみますと、皆さん大変長い間、ご勤務されているような場合が多く、職場と職員の間で良好な関係性が保たれている事が良く分かります。

④病棟が綺麗な所が多く、設備が充実している所が多い。
訪問して驚かされるのは非常に綺麗な医療機関が多く設備が充実しているという事になります。
近隣に他の医療機関が少なく地域の中核を担っているような医療機関も多く、このような場合には様々な患者を受け入れる必要があります。
その際に対応出来るように設備を充実させる必要があります。
また地代など都市部に比べて軽減されている分、改築等に費用をかけやすいという点も理由の一つだと思いますが、何よりも良い医療機関にしていこうという志を持っている所が多い結果だと思います。
これから人口が減少していく事は、元々人口が少ない地域の医療機関にとっては致命的な問題です。
そんな中で生き残って行くために、出来る限り良い病院にしていこうという意識が強い所が多いように思います。
その一環として建物や設備を充実させる事で患者からも良い印象を持って頂けるように尽力されている姿勢が良く理解出来ます。

ざっとですが以上のような内容になります。
これが全てではなく、他にも良い点は多々あるように思います。
転職についてお考えになられる際ですが、今までは地方の医療機関については考えたことすら無かった先生方も多いのではないかと思いますが都市部の病院には無い良さが多々あります。
特に転職したいと考えてはいるものの、より良い職場は見つからないのでは、、、とお考えの先生方、今後はこういった医療機関も一つの選択肢としてご検討されてみては如何でしょうか。
新たな発見に出会えるかもしれません。