日頃から私共は多くの精神科を標榜する医療機関様とやり取りをさせて頂いております。
 
その中でも特に医師の採用に対するご要望は強く、様々なお話をこれまで伺ってまいりました。
そして、そこではある共通の事が存在します。
 

 
 
本日はその共通の事(医療機関側の医師に求める考え方)についてお知らせをしたいと思います。
 
 
まず、よく聞くのが 「良い先生」 というワードです。
良い先生であれば、医療機関は良い医療を提供できますし、患者様の増加にも繋がります。
 
しかし医療機関側が思う・感じる「良い先生」の概念や判断基準はそれぞれ違います。
例えば、以下のような先生方は医療機関によって評価が変わります。
 
・患者数は診れないが、医局内のまとめ役となってくれる先生
・病院組織の中で孤立してしまっているが、患者様からの支持は大変多い先生
・精神保健指定医ではないが、人柄が皆から愛されている先生
・病院行事には一切参加しないが、勤務態度は真面目な先生
…etc
 
よって、「良い先生」という概念は複雑化している為、各医療機関が抱く共通事項としては言い切れません。
 
 
そこでようやく本題ですが、
ではどの医療機関も医師に求める共通の考えとは何なのかと言いますと、それは 「長く勤務してもらえる医師」 です。
少なくとも3年以上の勤務はお願いしたいとお考えです。
 
ご周知の通り、特に精神科の場合は病院・クリニックに患者様が付くのではなく先生に付くものです。
患者様からの信頼や増加を目指すのであれば、勤務歴の長い医師の確保が必要なのです。
(勿論、医療機関側は医師が長く勤務出来るような環境作りや体制を作るのは当然ですが…)
 
先生方も余程の理由がない限りは、可能な限り良い医療機関で長く働きたいとのご意向があるはずです。
 
 
もし今後、医療機関との面接を控えている先生がおられましたら、
長く働く事前提(当たり前の事)だから言わないのではなく、あえて「長く働きたい」という意向を言葉にして伝える事をお勧め致します。
 
もしかしたら、条件面での優遇があるかもしれません。